ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
まさかのミステリー
視聴理由 特になし
序盤 お?そっちケイもある?
中盤 あれ?まさか
終盤 まじか
この話は選ばれ詞六人の勇者が一つの場所に集まった話
ジャンルはファンタジー・バトル・勇者・ミステリー
正直驚きました。サムネやタイトルから「魔王を倒す!」みたいな王道(テンプレ)かと思ったのですがこの作品はいわゆる「ミステリー」系です。ファンタジーを世界背景とした作品でミステリーは無理があるかと思いましたが割と違和感がありませんでした。合理的かつ人道的な判断に基づいた行動により、ゲスが生まれなかったのはこの作品の調和の上手さといえるでしょう。ミステリーが主題なのにも関わらず戦闘が実現できるのは世界背景がファンタジーだからでしょう。ちゃっちいものではなく、熱く、見ごたえのある戦闘でした。
しかし、悪いところもあります。全体的に数センチしかストーリーが進んでいないというころです。批判の多くはこれだと思います。 {netabare}一文で完結出来ます。主人公は六人の六花の勇者と会い、閉じ込められて、疑いをかけられて、なんやかんやで犯人を突き止める。{/netabare}伏線を張っておきながら展開はあまり進まない→回収されないという感じ。伏線は多くないとはいえど回収されなかったら後味が悪いです。ラストシーンも「俺たちの戦いはこれからだ」的な感じだったし。あと、おおよそ犯人はわかります。まぁ本当におおよそですが
ともかくこの作品は「ミステリー」ものなので魔王を倒したい方はほかへ行ってください。個人的には面白い発想(ミステリー・ファンタジー)なので評価したいのですが何分進展が...
監督は高橋丈夫さん。「まおゆう魔王勇者」や「狼と香辛料」の監督さんですね
脚本は浦畑達彦さん。「はがない」や「俺修羅」のシリーズ構成を担当した方ですね
キャラデザは小磯沙矢香さん。「RAIL WARS」のサブキャラデザをした方です
制作はパッショーネさん。「RAIL WARS」を制作したところです
op1は「いのばと」opedを作編曲した藤田淳平さん作曲、同作edの作詞を担当した溝口貴紀さん作詞、岩橋星実さん編曲、MICHIさん歌唱(今回が初のopです)
op2は黒瀬圭亮さん作曲、上木彩矢さん作詞、はがないでお馴染みのTom-H@ckさん編曲、UROBOROSさん歌唱の「Black Swallowtail」
ed1は溝口貴紀さん作詞、「グリザイアの果実」opを作曲した藤間仁さん作編曲、MICHIさん歌唱の「Secret Sky」
ed2も溝口貴紀さん作詞、藤間仁さん作編曲、ナッシェタニア役の日笠陽子さん歌唱の「Dance in the Fake」
ed3も溝口貴紀さん作詞、藤間仁さん作編曲、フレミー役の悠木碧さん歌唱の「Nameless Heart」
声優さんは素晴らしく、悠木碧さんの迫力は見事なものでした
総評 発想が面白いため見て損はしないはずです