ウル さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観たい
日常ミステリー
日常ミステリーという珍しい作品だと思います。
ざっくりいいところ、悪いところ、気になるところに分けました。
「いいところ」
{netabare}
日常ミステリーという珍しいジャンル。
他の作品とかぶってなくていいです。
死人がでないミステリーは結構珍しい部類に入ると思います。
グロシーンや、人が亡くなるシーンが苦手な人も安心して最後まで見られる作品です。
(一部のみグロありです。アニメの中の映画の話のみ。)
古典部の真実を探るところから、話しが進み、面白くなっていきます。
特に映画の続きを考える話もよかったです。
新しい考察の仕方ですね。
これは文句なしです。
映画の回の他の部員と主人公のやりとりもいい。
(人が死なないと言いましたが、これはこのアニメの映画の中なので個人的にはセーフ)
主人公も少しずつ精神的成長を見せてくれるのがいいですね。
あと、主人公と親友との二人のときのやり取りが好きです。
また推理部分も細やかで、丁寧に感じました。
{/netabare}
「悪いところ、気になるところ」
{netabare}
序盤の音楽室、本の貸し借り、文集の場所のお話のミステリー部分が少し退屈にも思えます。
主人公の性格も過去に何か出来事があってこういう性格になったエピソードがほしかったです。
変にすました性格なので、そこが気になりました。
あと、主人公がヒロインとの接触をするときの心理描写が過剰すぎます。
もっと普通な感じでいいと思います。
けど、ジャンル的に派手な演出をして絵を保たせたい気持ちはわかります。
映画の回の先輩とのやり取りで、主人公が怒る描写もその前の過程をもうちょっと丁寧にしてほしかったと個人的には思いました。
過程が描写不足なので、あそこまで怒る主人公に感情移入しにくかったです。
ですが、先輩のチャットでの本音の描写はよかったです。
これは良いところでも話しましたが、人が亡くならない日常ミステリーなので、このジャンルとしては珍しく、基本的にハラハラ、ドキドキ感が、かなり少ないです。
けど、人によっては良いところでもあるので表裏一体かなと思います。
これは、映画のお話でもそうですね。
人が亡くならない日常アニメなので、映画という形で持ってきたところは、評価が分かれるところでもあります。 {/netabare}
「まとめ」
{netabare}
序盤は少し退屈に思えますが、人が亡くならない日常ミステリーは珍しく、オリジナリティを感じます。
ですが、日常ミステリーなのでハラハラ、ドキドキする場面も少ないのです。
10の比率でなら日常6〜7、ミステリー3〜4なのでどちらに比重を置くかで評価が分かれると思います。
私はミステリーに比重をおいたのでこの評価ですが、日常アニメもミステリーも好きな人からしたら最高のアニメだと思います。 {/netabare}