haiga さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
バ〇と天才は紙一重
今観終わりました。なんじゃいこりゃあ~~~
いつも言ってるよね?ワンクールなりのオチは付けなさいって。尺が足りないのも判る。原作はまだまだ続いてたんでしょうね。
でもね、話の道筋で未来に不安要素を残したままのこのタイミングで終わったらアカンでしょ。
最近観たアニメで例えるなら、宇宙よりも遠い場所で南極行く前に終わらせますかって、とらドラに例えるなら10話で終わらせますかってなもんですよ。文化祭回無しですよ?モヤモヤで死ねるわ。
フゥーフゥーついつい興奮してしまった。
落ち着いて感想を書きましょう。
ガリ勉鋼鉄メンタル女子高生水谷雫と、狂犬吉田春君の学園青春ドラマです。勉強にしか興味が無かった雫が、純粋であけすけな狂犬春君に懐かれて行動するうちに、惹かれ合い人を好きになる気持ちを学んで行く過程はとても良かった(最初は)
春君も狂犬キャラですが、雫を通じて友達も出来て、徐々にまともな高校生らしい人間関係を築いて行ってて順調順調と思って楽しく観ていました。
で、9話くらいで気づくのですが
「春君、雫以外に人として全く興味無いやんけ」
そこからは男に対して免疫が無かったガリ勉雫と、今まで人として誰にも認めて貰えず、始めて認めてくれた雫に依存してる(インプリンティング)春君って構図に見えてしまい後半は観るのが辛かったです。
そもそも春君の狂犬っぷりが半端なく、スグに暴力振るうし、言葉使いは無礼ですしそこが好きになれませんでした。アニメの話のままだったら束縛彼氏になるのは目に見えてますし、雫と上手く行くわけが無いんですよね。ライバルのヤマケン君の方が遥かに魅力的です。
友達のあさ子ちゃんはルックスも可愛いし、友達思いで良かったです。彼女も友達がいなかった為に雫達に本気で踏み込めなくて、悩んでいましたが後半本気で向き合って本当の友達になれて良かった。
主要キャラ4人とヤマケン君、店長も交えた人間関係をキチンとドラマとして終わらせるにはとてもワンクールでは足りなかったのでしょうね。
ぶっちゃけ春君はとても欠陥があるキャラなのでまともに更生して雫と結ばれるのを期待してたのですが、そこまで行き着かずに終わってしまいました。原作読めって事よね。ぐぬぬ