ブリキ男 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
動物に禁止されてること
原作は獣医学部卒の野﨑まどさんの小説。全12話構成。
今回は細々とした箇所は端折って各話の感想のみのレビューになります。
1話
{netabare}
初見で思った事は鑑識を通していない証拠品を検察が勝手に触れていいものかどうかという疑問。いきなりベリッて…主人公の検察官役の人は優秀という事になっているのに、いくらなんでもあれは無いなと思いました。鑑識にコネもあるのに。その後に続く「まともじゃない」という台詞も乱暴だなぁと。
{/netabare}
2話
{netabare}
濡れ場あり^^;最近のアニメでは初回付近でこういうシーン入れるのちらほら見かけるんですが釣りっぽくてわたしは好きくないです。条件が揃えば行為自体は子供でもできるんだし、こういう描写をもって大人向けアニメの雰囲気を出そうとするのは安直だなと、私的にはいつも幼稚に見えてしまいます。
このアニメとは全然関係無い話ですが、性的関係を匂わせるならガンダム作品を手がけた富野監督の方が一枚も二枚も上手です。「ナナイは優しいからな」シャアのこの台詞だけで十分(笑)子供の頃はどういう意味か全く分かりませんでしたが大人になれば自然と分かる^^こういうのが大人の表現なんじゃないかな思います。
{/netabare}
3話
{netabare}
どんな男も狂わす女、みたいな表現があったと記憶してるんですが、ハーレムものの主人公とかモテモテイケメンキャラ創出するのと同じ感覚なのかなと。とても非現実的。ファンには悪いですけど古いスターなので御勘弁。オードリー・ヘプバーンもマリリン・モンローも、それとついでに最近(なのかな?)だとAKBなんたらも、わたしはぱっと見で綺麗だなとか可愛いなとか思った事はありません^^;
経験論的な言い回しになりますが、一般的には恋愛経験値が増えるほど一目惚れ(欲情)への警戒心が増すはずですので、リアリティを見せる劇でキーとなる要素を含めた上で(ただの形容なら問題無いと思う)絶世の美女とか美男子とか言う表現は禁句に近いんじゃないかなと思ってしまいました(汗)
{/netabare}
4話
{netabare}
最初の3話で期待が挫かれたので半分惰性でサッと見しましたが、自殺法についてちょっとだけ。
自殺は社会に禁止されているのではなく生物学的に、もっと言えば遺伝子的な定めによって生物に強く禁止されているという事。
自然界で重圧と表現していい程の強い社会性とストレスを抱えている動物は主にヒトで、恐らくイルカやサル等の知能の高い動物がそれに準じます。
動物学者のコンラート・ローレンツの著書「ソロモンの指環」のハイイロガンの研究の項を参照にすると、集団間に宿るストレスや攻撃性は檻や鳥篭の様な閉鎖空間でより高まり、動物間のいじめ行動もより過激になる傾向がある事が確認されています。人間社会に置き換えてみると、わたしはこれがそっくり当てはまる気がしてなりません。
まとめると、自殺の抑制は社会的規約が担っているのではなく、生物の持つ生来の性格が担っている部分が殆どだと言う事。自身の生命維持に加え、子供の養育や群れの繁栄なども含めて。
法律や宗教が無くてもヒトは死なないし、むしろそれが原因で人は死ぬし(汗)ヒト以外の動物に関しては、その枷が弱いので滅多に(全くと言っていい程)自殺しません。
理屈からして間違ってるのでは?という違和感と、刑事物としてのディティールの荒さが目立ったので、わたしはここで視聴断念です。
最後に注意!!レビューの頭で触れましたが作者の方が獣医学部卒の方なので、わたしがこれまで綴った事が全部的外れである可能性は十分にありえます。原作とは表現が大幅に違うという可能性も^^;
{/netabare}
これまでの描写と台詞が全てがミスリードで(笑)後半の評判が良ければ視聴再開したいと思います。