tomledoru さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
飛行機好きの,宮崎駿監督のこだわり
飛行機好きの宮崎駿監督のこだわり
が現れている作品だと思います。
当然,子ども向きではなく,大人が見る映画に仕上がってます。
「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」
というキャッチコピーでもわかるように,子どもに
知られている人物を取り上げてはいないということからも
伺えます。
映画を見ないで,主人公のモデルになった「堀越二郎」を
どんな人か知っていたら,相当の歴史(戦史)マニアか
飛行機マニアだと思います。
飛行機は私も好きです。特に太平洋戦争中の
戦闘機のプラモなどを,小さいころ作った世代です。
ガンプラではありません( ^ω^)・・・
飛行機の歴史なんて,たかだか110年ちょっとの乗り物です。
その発展のもとになったのは,ほとんどが戦争の道具として
だったことは残念ですが,堀越氏は,それに応えなければならない
立場だったのです。
映画では,ゼロ戦の開発までは描かれていません。そのもとになる
九試単座戦闘機まで,の開発で話は終わっています。
連れ合いと映画館へ足を運んだのですが「生きろ」という
メッセセージや,映画の流れが,男性向きで
女性の立場からすると,結核なのに半ば放っておかれる
ヒロインに同情できないということで
あまりいい映画には思えなかったといっていたことを
付け加えておきます。