「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(TVアニメ動画)」

総合得点
75.9
感想・評価
409
棚に入れた
1721
ランキング
760
★★★★☆ 3.7 (409)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.7

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ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

A. ネタバレ注意 - さすがの世界観

「Fate/Zero」に登場したウェイバー・ベルベットの10年後を描いた三田誠のスピンオフ小説の5個のエピソードから
「case.魔眼蒐集列車」をアニメ化
0~6話は事件を解決しながらウェイバー・ベルベットがロード・エルメロイII世と名乗るようになった経緯、
弟子のグレイとの関係、エルメロイ教室の授業風景など物語の世界観が描かれ
7~13話で魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン)のエピソードが描かれる
(0話は年末特番の再放送)

<主要登場人物>
・ロード・エルメロイII世=ウェイバー・ベルベット:浪川大輔
魔術協会時計塔の現代魔術科学部長
エルメロイ家の現当主
(ただし、エルメロイの血統ではなく恩師でもある前エルメロイが聖杯戦争で死んでしまったのは自分に責任があると思っているため
正当な後継者のライネスが成人するまで代理当主を務めている)

・グレイ:上田麗奈
アーサー王の墓守 15歳の少女
エルメロイII世の内弟子だが自身は魔術師ではない
自分のことを「拙(せつ)」と呼ぶ
アッド(小野大輔)という魔術礼装を使いロード・エルメロイII世を守る
アッドは普段は四角い箱に顔がついたような物体だが戦闘時には大鎌に変形する

・ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ:水瀬いのり
エルメロイの姪で次期当主

現代魔術科(エルメロイ教室)の生徒
・フラット・エスカルドス:松岡禎丞
・スヴィン・グラシュエート:山下誠一郎
・カウレス・フォルヴェッジ:小林裕介
・イヴェット・L・レーマン:岡咲美保


冬木市での第四次聖杯戦争から10年後のイギリス
聖杯戦争の生き残りであるウェイバー・ベルベットは聖杯戦争で戦死した恩師のエルメロイ教室を買い取り
時計塔の現代魔術科で生徒を指導していた
さらに7年前からはエルメロイの次期当主ライネスに乞われ(脅され)彼女が成人するまでロード・エルメロイII世として
教室を守るだけでなく当主をも務めることになる
生徒にコンプレックスを感じる程自身の魔力は高くないが
指導者としては優秀で生徒の一人スヴィンは在学中に第3階位「典位(プライド)」に就任するほど
ちなみに当人は第4階位の「祭位(フェス)」

教鞭の傍らでお金のために探偵をしていて
ホワイダニット(Why done it ) なぜそうしたか?
を元に事件を解決していく

王と慕っている第四次聖杯戦争で共に戦った英霊・ライダーの征服王イスカンダルとの
再会を果たすため第五次聖杯戦争への参加を熱望している
そのため英霊召喚に必要となるイスカンダルの聖遺物であるマントの破片を大切にしているが
ある日その聖遺物が盗まれ、代わりに魔眼オークションの会場である
「魔眼蒐集列車」への招待状が置かれていた

聖遺物を取り返すため弟子のグレイ・生徒のカウレスと共に「魔眼蒐集列車」に乗り込んだロード・エルメロイII世は
先代学部長・ドクター・ハートレス(福山潤)の陰謀に巻き込まれていく

魔眼蒐集列車の車内で時計塔天体科の君主の娘・オルガマリー(米澤円)の従者で未来視の魔眼の持ち主の
トリシャ(比嘉久美子)が殺害される
殺害された理由はオルガマリーの父親が調べていた7年前の連続殺人事件を調査していたためと思われた
7年前におきた連続殺人事件は未解決だが被害者7人は全員 魔眼の持ち主だった事が分かっている
実は、オルガマリーの父親から聖杯戦争の調査を依頼された
先代学部長・ドクター・ハートレス(福山潤)が冬木での聖杯戦争を魔眼を使って調べるため起こしたものだったが
ドクター・ハートレスの姿は乗客の中にはない

一方、ロード・エルメロイII世は「*フェイカーのヘファイスティオン」に襲われグレイと共に応戦するも重傷を負ってしまう
ヘファイスティオンはイスカンダルの第一の腹心で盗まれたイスカンダルの聖遺物を触媒にして
召喚されたようだがマスターが不明
*冬木の聖杯から召喚された英霊ではないのでフェイカー(偽物)

ロード・エルメロイII世は グレイ・カウレスの他、
魔術刻印調律師のメルヴィン・ウェインズ(平川大輔)、
過去視の魔眼を持っている聖堂教会のカラボー(津田英三)、
外部からもライネス、死霊魔術師の獅子劫界離(乃村健次)、宝石魔術師のルヴィア(伊藤静)のサポートを受け
「聖遺物を盗んだ人物=トリシャを殺害した犯人=ヘファイスティオンのマスター」 を探し出し
盗まれたイスカンダルのマントの切れ端を取り戻すことができた

聖遺物を取り戻したロード・エルメロイII世だったが
第五次聖杯戦争への参加を辞退し、目的がわからないドクター・ハートレスと戦う事を誓う

***

Fate関連で最初に観たのが 「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」 で
凛とアーチャーとセイバーが好きすぎるため他ルートを観たくなくて「Fate/Zero」も未視聴
ですが世界観は分かるので楽しめました
このアニメは名前から凛とは無関係だろうと視聴しましたが凛と士郎が後に留学する「時計塔」が舞台で
グレイはセイバーの墓守で容姿もセイバーに似せている人物なので無関係ではないですが
凛ルートの主要人物は登場しません

グレイは一人称が私ではなく「拙(せつ)」なのですがセツ・グレイという名前だと思ってました(笑)
13話でロード・エルメロイII世に
「一緒に戦って欲しい」と言われて「拙でよければ」って返す時の表情が素敵でした

ロード・エルメロイII世の周辺の人々も個性豊かで魅力的でした
イヴェットや化野(あだしの:皆口裕子)など
自分の利害によって態度を変える人が多くて敵か味方か分からないところが面白かった

ドクター・ハートレスの目的が明かされなかったけど次期がある?
オルガマリーの父親は聖杯が言われているような万能の願望器ではないと知って
なぜ娘に冷たくなったんだろう?
もし第五次聖杯戦争にロード・エルメロイII世が参戦してたとしたら
グレイは同行すると思うのですが、セイバーと戦えるのだろうか?
それともグレイを触媒としてセイバーがサーヴァントになる?

ウェイバー・ベルベットを演じる時の浪川さん、本当に若者に聞こえるからすごい
少年役の禎丞 安定のかわいさだし
悪い事考えてそうなライネス役の水瀬さんも良かった

19.10.28

投稿 : 2019/11/05
閲覧 : 281
サンキュー:

10

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