tomledoru さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いい意味での男の子向きの子ども向け
昔,子どもが小さかった時に
よく一緒に見た作品の一つです。
「あにこれ」の構成員さんたちの
好みから行くと子どもっぽさは
隠せないのかな。
確かに,初の新人チャンピオンを
狙う人気天才レーサー「ライトニング・マックィーン」
は,自分の才能を鼻に懸けたような
ところは気に入りません。
冒頭のピストンカップで同着3台というのが
笑えますが・・・
田舎町ラジエーター・スプリングスへ
迷い込んだ1週間というのが,
本当のこのストーリーの肝心要だと思います。
レッカー車「メーター」や「ピストン・カップ」
伝説のレーサーで有名な「ファビュラス・ハドソン・ホーネット」
らと知り合う中で,車的に(人間的に)成長する
ところなんでしょうね。
最後,勝てたはずのレースに,自ら後戻りして
事故車の「キング」に同情して
「キングは最後まで走りぬかなきゃ」と伝え
彼を後押ししてゴールするところが
アメリカ人的美的感覚というのか,
子ども受けしそうな「道徳的」映画に
とどまってしまったのでしょうか。
子どもとみている分には,楽しい作品でした。