ウル さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
地味で他の作品と比べれば派手さはないが、確かに心に残る作品
この作品はレビューするのが少し難しいです。それは他の作品と比べて派手な演出や描写がないからです。
ただ、確かに心に残るいい作品です。
キャラクターの設定や心理描写も現実よりで無理がなく、アニメらしい演出も少ないので、実写映画を観てるかのようです。
なので心に残るセリフとかもパッとはでできません。
けどそれが悪いとかではなく、いい意味でリアルでよかったです。
キャラクターが何悩んで葛藤をしていたのかも共感出来ましたし、ぶつかって成長していく過程は感動しました。
ラストも爽やかで感動しましたし、いい終わり方でしたね。
ただ、描写不足を感じることもあります。
これは時間成約があるのである程度仕方ないのかなと思います。
あと {netabare}ラストは爽やかでいい終わり方と言いましたが、みんなで歌うところはもうちょっと描写があればなと思いました。
この歌はみんなで一生懸命、曲も歌詞も悩んで作ったとか、その作ってる過程を意識のないお母さんの前でやってたり、
ちょうどお母さんもギター弾きながら子守唄歌ってたので、意識があるときに、歌には言葉では直接伝わりにくいことも、伝わるんだよって言ってたとかのエピソードがほしかっですね!
それがダメなら歌じゃなく、商店街のみんなのひとこと一言がお母さんに届くみたいな演出のが個人的にはよかったかなと。
歌に結構尺を使って、ほぼ説明なしでみんなで歌い始めるのでここが変に浮いてるように感じました。
あと言霊も紫音ちゃんだけに見えるだけでよかったかなと思います。
最後みんなに見えるまでしちゃうのはちょっと過剰に見えました。{/netabare}
最後、気になる点をいくつかあげましたが、ストレートで爽やかなストーリーで感動し、最後まで楽しく見れました。
普段邦画を中心に見ている人とかにオススメかもしれません。
言霊は私は信じてます。
それに気付かしてくれるいい作品でした!