秋川 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
素晴らしかったが多少残念な点がある。
良かった点は物語と雰囲気です。
氷菓では人間の心理を折木達が推理していきます。あの人はなぜあの行動を取ったのかあの発言をしたのかです。コナンや金田一少年と違った面白さがありました。神谷祭の由来、万人の死角、十文字事件すべて面白かったです。10話にて折木が自分が書き直した万人の死角にナップザックが使われていないことに気づいたシーンには私もハッとさせられました。文化祭のシーンも見てるこっちが楽しくなるほど良かったです。小木先生の回も折木の成長?性格?が表れていて私も千反田同様にドキッとしました。いい意味で。
雰囲気も風情があって良かったです。舞台が京都で作画が綺麗ということもあって話の終わりに登場する商店街、川などとても綺麗でした。
残念な点は細かいですが何点かあります。
まずは序盤だけですが折木が千反田や入須先輩におだてられて推理しているように見えることです。千反田は入須先輩にも言われていたように甘えているように見えるんですよねあざといといんです。1話、2話であれだけ捻くれていたくせにと思っていました序盤は。
次は伊原が文化祭でいじめられるシーンです。普通に不愉快な気持ちになりました。5話辺りだったら切ってましたよ。ドラマで見かけたらもうそのドラマは見ません。結局その後の伊原といじめっこ先輩達の関係はうやむやなのでスッキリしませんでした。
最後に残念な点は終わり方です。これで終わり?と思いましたね。祭りがなんだかんだってどうでもいいんです。折木が千反田にキュンキュンするシーンもいらなんですよ。折木が成長したのはいいことだとは思いますけど。
3点を除いては概ね良かったです。終わり方が良ければ評価をおとさなかったのになぁと残念に思います。氷菓だけに。
それと聡はチョコを割らずに食べて面積を削ってから巾着に入れるべき!