tomledoru さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
宇佐くんの律ちゃんへの想いの行方は…
テンポの良いギャグ要素にこだわった作品かな。
けれど,淡い恋愛物にも見えます。
ドタバタした印象があります。
陽気さや爽やかさではなくて
ずいぶんと捻くれた感覚。勘違いやアクシデントに
見舞われて宇佐くんには気の毒です。
律ちゃんがいなかったらすぐにでも出てきたい心境です。
日常系とギャグ系が混じった,
超個性的な人物たちが性に合うか,どうか,
人によって,はっきり別れると思います。
日常に疲れてきた大人の欲求不満が
容赦なく主人公の宇佐くんに襲い掛かります。
宴会で目上の人にいじられて,
いわゆるアルハラっぽい「いじめ荘」
という雰囲気というのが当てはまるかのようです。
麻弓さん絡みの事件をはじめ,特に年上の
女性はいささか冷たいなあと思います。
酷いなって感じます。ただし,6話
の小学生やピタゴラ装置が出てきた回は評価したいな。
でも,ヒロインの律ちゃんがとても
可愛いですね。8話の大正時代の服装は特にいいですね。
文学少女的,本の虫なのですが,宇佐くんには気を
使っている様子も垣間見えます。
(OPから実際にある本が出てきます。)
律ちゃんは,人づきあいが不器用なんだけれど
一人はさみしいという矛盾も抱えています。
律ちゃんがとても気になりますね。
そのままでは,放っておけないタイプです。
信号も見ないで歩き読書をするので
一緒に帰る宇佐君は登下校時は幸せですね。
律ちゃんは,なかなか自己表現してこないので,
主人公の淡い憧れという片思いがぴったり。
特別編の執事姿の律ちゃんに,はまってしまいましたね。