わたる さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ラスト1分で台無し
呪われた一族の最後の生き残りである栗原さん。非常にレアケースな半妖である神原くん。
前半は、この二人が一緒に行動するようになるまでを、周りの人達を巻き込みながら上手く描いていた。「似た境遇の二人がいつのまにか一緒にいるようになって...」って片付けるのではなく、しっかり話数を使っているので、キャラの魅力がじわじわ出てくる。高評価。
後半は、前半からの伏線を回収しながら物語はさらに劇的な展開を迎える。観ていると気持ちが激しく浮き沈みするが、話の流れに無理がないので、どんどん没入していってしまう。笑わされるし感動させられるしでとても面白かった。高評価。
どんな終わり方をするのかとハラハラしながら迎えたラスト1分。「それはないやろー」と思わず叫んでしまった。今まで登場人物の気持ちの動きを、それぞれが持つ背景を絡めながら丁寧に描いてきたのに!なのに!そんな淡白な終わり方するかね。感動的な演出にしているけれども、ただのご都合主義じゃないか!
ただ、他の人のレビューを見た限り、終わり方は賛否両論(賛が多め?)な感じではある。劇場版があるようなので、物語の本当の終わりはそちらでしっかり描いているのかもしれない。
結論
終わり方が残念すぎるので星5はつけられないが、ここは好みが分かれるのかもしれない。いずれにせよ、ラスト1分まではかなり面白いので気になっているのであれば観るべき。作画は言わずもがな、声優さんたちの演技も大満足。星4。