イスリン さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
アニメ制作に携わった人はしっかりと原作を読んだのか。
このアニメはweb小説、ライトノベル、コミカライズ、そしてアニメ化と幅広く作品が展開されており、小説が嫌いな人でも気軽に入り込める作品になっていると思う。
{netabare}物語の流れとしてはよくある異世界転移+主人公最強チートという流れになっている。ためその系統が苦手な人にはあまりお勧めできない。
此処からは私がこのアニメをみた感想になるのだが、正直がっかりした。この作品はライトノベルを読んでおり私はラノベファンなのでどうしてもラノベとアニメを比べてしまうのだが、アニメ第1話を見た感想がタイトルにもある通り制作人は本当に原作を読んだのか疑問に思うレベルであった。
異世界転生/転移物ではよくあることなのだが、OP前に転生/転移先での物語を見せて興味を持ってもらうことは多いのだが、それをするならラノベと同じ冒頭にするべきだった思う。web版にはプロローグに異世界シーンは無いのだが、ラノベにはしっかりと書かれているのでなぜそちらを採用しなかったのか疑問が残る。
OP明けからの内容はいろいろとアニメ化に伴ってあっさりとした内容になるのはしょうがないと思うが、転生時に近くにいた友人貴史が描かれていなく、そのためか転生するときの言動もラノベとは異なりオリジナル要素が目立っている。
この他にも、冒険者3人組が助けてくれたあとの凛との仲直りの仕方が大きく異なっており違和感が残った。またラノベではギルドで魔力測定をする際水晶は反応を見せないのだが、アニメでは凛が手をかざすと4色の色を表したり、太一が手をかざした時に罅が入るなどのオリジナル要素が強く主張されている。水晶に罅を入れておいて「魔力量0ですか?」とかふざけたことを言う太一の言動は理解に苦しむ。
この他にも気になった点は多くあるが、アニメ化に伴い省略されているものだとわりきることにした。
以上が1話を見た感想でありラノベファンの私から見るとすごく残念なアニメとなっている。ラノベとコミカライズ、アニメでは表現方法が異なるため、多少の違いが生じることはよくあるが、わざわざ変える必要のないところまで変えられているような気がして正直なところ2話を見る気にならなかった。{/netabare}
web版や漫画がどのように書かれているのかは知らないが、制作人にはアニメ化をするに当たってもっと原作に近い作品を作ってほしいと感じる作品だった。