「クロスロード(Webアニメ)」

総合得点
64.6
感想・評価
130
棚に入れた
553
ランキング
3742
★★★★☆ 3.9 (130)
物語
3.6
作画
4.4
声優
3.8
音楽
4.0
キャラ
3.7

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ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あにこれアニメ夜話  「新海誠作品」  雀犬×ワドルディ隊員×sekimayori×takarock

このレビューは雀犬、ワドルディ隊員(ワド)、sekimayori(seki)の3名と私(taka)が
「新海誠作品」について語ったものであり、
『クロスロード』のレビューではございません。
従って、評価点はすべて3.0にさせて頂きます。

『天気の子』をはじめ、過去の新海誠作品のネタバレに触れるものも含まれているので、
閲覧の際はご注意ください。


{netabare}(本来は私を含めて5人の予定だったが、一人無断欠席のアクシデント発生w)

taka:一応本題に入る前の前口上とか考えていたけど、新海誠作品の雑談でもしようかw

seki:超絶面白い前口上やってくださいよー(ハードル上げ)。

taka:もう始まっていた形式でw
ワド隊員さんは『天気の子』観てないんですよね?

ワド:はい、未視聴です。

taka:今日は超絶ネタバレ全開なので!
(※事前の了承を得ています)
周りの評判とか聞いてどうです? 苦手そうですか?w

ワド:『天気の子』の件ですが、苦手な部類に入るのは間違いないかと。
あにこれ以外のレビューを見た際、
ある作品と展開が似ているというのを目にしたので警戒心が芽生えてしまったのです…

taka:ズバリ、『雲のむこう、約束の場所』ですねw

ワド:はいw

taka:実は分析すると結構違う点もあって・・・って話から始めるかw

雀犬:大丈夫ですよ。
『雲のむこう、約束の場所』で何度となく寝落ちした私が絶賛するくらい
『天気の子』は良かったです。

taka:sekiくんはどう思った? 『雲のむこう、約束の場所』と比べて。

seki:うーん、『雲のむこう、約束の場所』よりも
作品としての視野が広くなった気はします。
単純に、世界設定がほぼ現実に近づいたせいかもしれないけど。

taka:『君の名は。』くらいからエンタメ寄りになったなんて言われているけど、
以前と比べて外に開かれた作りにはなっている気がする。
その転機になったのは『星を追う子ども』かなと今回新海誠作品を見返して思った。
ワド隊員さんの好きな!w

seki:ワドさん『星を追う子ども』がお好きなのか!
僕あれ観てないんですよね…

ワド:まあ、好きな部類ではありますけどw
どちらかといえば『言の葉の庭』の方が好きです。

雀犬:『星を追う子ども』は、ジブリ探しに夢中でどんな話だったか覚えていない。
あ!『ラピュタ』見-つけた! みたいな映画だった気がする。

ワド:『星を追う子ども』、ジブリの二番煎じと言われても不思議ではないかと。

雀犬:『星を追う子ども』は、本当にジブリのコピーなんですよ。

seki:そういう噂はよく聞きますねw

ワド:ナレーションが入ってなかったので、自分の中では高評価となっています。
ジブリが好きならお勧めはしません。

雀犬:冒険ファンタジーを作るにあたって、ジブリ映画をかなり研究したそうなんですね。
それこそアクションシーンのカットの時間まで計って。
新海さん真面目だから、オマージュだってことを隠さずにむしろ強調してるんですよねw

taka:『秒速5センチメートル』までは明らかに主人公=新海誠だったけど、
『星を追う子ども』は作り手として俯瞰した立場から喪失感をテーマに話を作っている。
先生も明日菜ちゃんも能動的に行動するんだよね。だから物語が生まれる。

雀犬:takaさんと同じ意見ですね。

taka:ただその作りがジブリっぽかったとw 
今までの殻を突破しようと新しい挑戦をしたと思うんですよね。
これもジブリっぽいけど食べ物の描写もこの作品からかな。

ワド:食べ物の描写は『星を追う子ども』でガラッと変わった気がします。

雀犬:『秒速5センチメートル』までは、同じテーマを変奏してるけど、
『星を追う子供』は明らかに変えてて、それまで特徴的だったモノローグも封印している。
これはいろいろ解釈があるけど、
『秒速5センチメートル』のラストシーンが意図したとおりに受け取られなくて、
モノローグで語る内省的な物語というスタイルに行き詰まりを感じたのかなぁと思ってます。

taka:なるほどー。結構分かりやすい結末だと思うんですけどね。

雀犬:『秒速5センチメートル』のラストの線路のシーンって、
後ろを振り返っても明里はいないじゃないですか。

taka:電車=二人を隔てる壁(距離)の象徴ですからね。

雀犬:あそこでいないからこそ、「前に進めるんだ」という意図らしいんですけど、
鬱アニメという評価をされてショックだったそうですね。
で、次作は作風を大きく変えたんですけど、
結果的に『星を追う子ども』は唯一の赤字作で失敗に終わった。

seki:「One more time, One more chance」の与えるイメージが大きすぎたんですかね…
いずれにせよ、喪失を受け入れて前を向く物語と捉えてもらえなかったから、
『星を追う子ども』で前向きな作風に挑戦したと。

taka:距離に遮られた「キミ」との喪失感を抱えて、
ずっと燻っている主人公がそこから解放されるってのは、
『秒速5センチメートル』だけじゃなくて、
他の作品とも共通しているから分かりやすいんですけどねw

雀犬:それで、映画脚本についてすごく勉強されたらしいですね。
その成果をすぐ出しているのが新海さんの凄い所です。

taka:新海監督は非常に真面目だとは思うw 努力の人。

ワド:真面目ですよね新海監督。

雀犬:僕は『言の葉の庭』がすごく好きなんですけど、
モノローグが復活するんだけど、タカオとユキのモノローグが交互に入れ替わる。
これが大きな変化だと思っていて。
一方的な語りから、双方向的な対話になってる。

taka:確かにそこは注目ポイント。

雀犬:喪失感がないよね。『言の葉の庭』以降の話って。

taka:結局孝雄が喪失感を抱くのは最後の最後なんですよね。
つまり、喪失感がメインテーマではない。

ワド:確かに喪失感はない印象があります。

雀犬:まぁ結論をいうと、過去を語るのではなく今を語る作風になったということですね。
描いているのが、かつて若者だった自分から、今を生きる若者に変化していると思う。
見た目は同じ若者だけどキャラの描き方は全然違うよね。

taka:俯瞰した立場から物語を作るようになったなって感じたのはそれが大きいかもしれませんね。

seki:作品が目線が今の若者ってことですかね。
『天気の子』とかその最たるものですよね。

雀犬:技法的な話でいうと、『言の葉の庭』はタカオとユキノのモノローグで
交互に話が進行する間は二人の心は通じ合っていないのですが
最後に雨が降って、オムライス食べてから、ダイアローグの展開に変わるんですよ。
あの見せ方は上手いですよね。映画的といってもいいかなぁ。

seki:映画シナリオ修行の成果がここに。

taka:ワド隊員さんは『言の葉の庭』は一番好きってことですけど、どんな印象です?

ワド:自分としてはカメラワークが良かったので、
新海作品の中でも見やすかった印象があります。
映画的というのも大きいかと。
『秒速5センチメートル』を見た直後だから余計そう感じたのかもしれません。

taka:『星を追う子ども』、そして『言の葉の庭』と
新海監督の作品は着実に映画っぽくなっていったと。

ワド:『星を追う子ども』が転機になってるのは間違いないかと。

seki:いずれにせよ、『星を追う子ども』から大きく変わってるんですね。。。
プロットもシナリオ技術も、映像も。
他人の評価にしばられて見逃しちゃいけない(´・ω・`)

雀犬:映画評論家の大久保清郎さんはこう評しています。
「新海誠は『言の葉の庭』で、自己愛からの決別を果たした。」と。※


(休憩時間10分を挟んで)


taka:この後の新海誠作品は、国民的なアニメ映画となっていきました。
それは単に自己愛からの訣別だけでは語り尽くせないと思うけど、どこが変わったのか。
そういう話から始めましょうか。

雀犬:『天気の子』でセカイ系に戻ってきたという意見多いですけど、
僕はそんなふうには捉えてないですね。

taka:冒頭で『雲のむこう、約束の場所』と『天気の子』は
似て非なるものって言ってましたけど、その辺りとも関連してきます?

雀犬:セカイ系だとか、ゼロ年代エロゲー風とかいう感想は
すげー表面的なとこしか観てないように感じるなぁ。

taka:そういう意見たくさん見たw

雀犬:『君の名は。」と『天気の子』、どんな映画かというと
若者を勇気づける映画だと俺は答えますね。

taka:そもそも新海誠のスタンスってそこなのは間違いないですね。
あにこれの名誉ユーザー(ID:10536)でもあるんですけど、
プロフにこう書いてある。
アニメーションには、フィクションには現実でどうしてもうまくいかない時、
それを少しだけ助けてくれるチカラがあると思う。
 バンドエイドみたいに傷ができたところに貼ると、
傷の治りがちょっとだけ早くなって。
でも役割を終えたら剥がして捨てちゃうじゃないですか。
アニメって、そういう存在で良いと思うんです。

雀犬:『君の名は。』からは東映の夏の映画を背負うようになって、
ヒットコンテンツ路線に乗り換えたというのは確かなんだけど、
『君の名は。』はどんな話なのかというと、
糸守に彗星が落ちてくるのは 明らかに東日本大震災の津波と対応している。
現実の自然災害、悲劇を映画の中で再現しているといってもいい。
その危機を乗り越えるお話ですが、
注目すべきは、全て若者の力で成し遂げることですね。

taka:ふむふむ(相槌マン)

ワド:ふむふむ(相槌マン2)

seki:ふむふm(ry

taka:おい!w 自分が感じたのは、この二人とても能動的ですよね。
二人というより登場人物たち(子どもたち)か。

雀犬:瀧きゅんと三葉、あと三葉の同級生が活躍する一方で、
大人は何の役にも立っていない。

seki:まさにずっと少年少女が主役で、その力で映画が回ってますね。

taka:三葉の父親「・・・・」

雀犬:むしろ三葉の父親は障害になるじゃないですか。

taka:最終的には動いてくれたのかなって。

雀犬:大人は融通が利かなくて保守的で役に立たない。むしろ敵。
世界を変えるのは若者の主人公たち。この関係性は天気の子で反復されている。

観覧していたゲスト:三葉の父親を説得する場面はカットされてましたね。

ワド:その場面私も欲しかったのですが…
なんでカットされたのか不思議です。

seki:ぶっちゃけ、尺の問題と、あと説得的に描くのが難しいから、
それなら省略して勢いで乗り切ろうって感じだと思いますw
ちょっと悪意ある妄想ですけどw

雀犬:僕は説得する場面はいらないと思います。

seki:まじすか。
僕はあの場面欲しかった人間なので、詳しく雀犬さんのご意見聞いてみたいです!

雀犬:大人は間抜け、という悪意を少し感じるんですよね。
『天気の子』で、警察に捕まった後
「あんなに簡単に抜け出せるわけねーよ」という批判がありましたけど、
あれはわざと間抜けに描いてるんですよね。
役所の人間だとか、警察だとか、
そういう大人・体制への敵意は剥き出しになっているように感じたな。

seki:あれは新海さんがわざと、
穂高くんくらいの年齢の子供の目線に降りてるんだろうなって想像はしています。
それが大人・体制への敵意なのか、
社会に対する諦めを理由として子供目線に強く肩入れしているのか
いずれにせよ、なぜそう思うようになったのかは気になってて。

taka:キミとボクの距離を遮るものが文字通り距離だったり、時間だったりといろいろあるけれど、
『天気の子』は「社会の常識を求める風潮」とも感じたかな。

seki:『天気の子』は子供と大人、「キミとボク」vs社会、
の対立構造が超はっきりしてますね。

雀犬:『天気の子』は銃が出てきますよね。
あの銃は大人に対して向けられるといえるし、社会に対して向けられているともいえる。

ワド:やっぱり銃でてくるんですね。

seki:(やべえレビューで書きたかったこと全部書かれてしまうw)

雀犬:『天気の子』で「世界なんてもともと狂っている」というセリフがありましたけど、
「この社会は必死になって守るほど価値のあるものなのか?
変えることを拒むほど正しいのか?」
という感覚なんですよ。『天気の子』の世界観は。

seki:まさにですね、キミを犠牲にして救う価値なんてこの世界にはない。

taka:そのメッセージはとても色濃く出ていましたね。

seki:だからボクにはキミさえいればいい
(+キミさえいればボクはこの狂った世界でも生きていける、大丈夫)。

雀犬:僕が『天気の子』をめちゃくちゃ高く評価しているのは、
エンタメとして面白かったというのもあるけど、
令和元年にふさわしい、考えさせられるテーマをぶつけてきたことですね。

seki:完全に被っちゃいますけど、問題提起はすごい好きでした、『天気の子』。
ただ、ちょっとモニョる部分もあって
なんで、最初からこの世界に価値がないっていう前提に終始貫かれてるのっていう。

雀犬:ちょっとマクロな話をすると日本の平成30年間って
落ち目であることを自覚しながら、何も変われずに停滞した時代なわけです。

taka:まさに、新海誠作品の歴代の主人公たち。
リアルがうまくいかず、ここではない何処かへ行きたいとは思っているけど燻ったまま。

雀犬:会社の仕組みも教育も価値観も変わらないし、
ITの技術を取り入れるのも遅れていてどんどん他の国に置いていかれてる。
『天気の子』はセカイ系に戻ったといわれていますが、
そもそも90年代になぜセカイ系が流行ったのか、もう今の若い人はほとんど答えられないと思う。
『ブギーポップ』最近放送されたけどみんな「よくわからん」の連呼だったしw

seki:ボクとキミが社会を飛び越えて世界を変えられるっていう幻想は、
まだ平成初期のバブルの残り香・万能感がギリ漂ってる時代じゃないと
信じられないからじゃないですかね。
もう僕らの世代だとファンタジーすぎてそれに耽溺できないです。
僕らの世代っていうか、僕らより後の世代か。

taka:それに加えて、いわゆる恋愛こそがすべてみたいな風潮はだいぶ風化していきましたよね。

雀犬:90年代のセカイ系って
「こんな世界一度滅んでまっさらになればいい」という気分だったと思うんです。

seki:「みんな死んじゃえばいいのに」ってやつですね、エヴァ映画版の。

雀犬:俺は暗黒の90年代組の人間ですけど、
言い換えるとリセット願望なんですよね。

taka:令和生まれのわい得心。

seki:ダウト!

taka:90年代ってまだ希望みたいなのが僅かに残っている印象ですね。
2000年代に入ってからかな。徐々に停滞感を感じるようになったのは。

ワド:セカイ系が流行った理由、ノストラダムスの大予言が
関連してるのも大きいような気がします。

雀犬:2000年より前はけっこうガチにノストラダムスの大予言が一般に広まっていたんだけど、
西洋の終末論は、破滅(=ハルマゲドン)と新しい世界の到来がセットなんで、
破滅の物語が大衆の心を捉えたんですね。その最悪がいわずとしれたオウム真理教ですわw

taka:破滅に向かっているという意識がまだ共有できた時代とも言えますね。

雀犬:2000年超えてからセカイ系は衰退していくんですけど、まぁ当然というか。
リセットしてやり直せるという暗い希望もなくなって、
諦めて停滞を受け入れるという流れになると。

taka:人々の心は次第にささくれ立っていったね。

雀犬:アニメの話に戻すと、日常系というジャンルがありますよね?
あれって90年代にはたぶんなかったはず。

taka:『あずまんが大王』を祖とするなら、あれは確か2003年くらいだっけ。

雀犬:「退屈で忌避するものだった日常はいつのまにか愛でるものになった」と誰かが言ってました。
やっぱりサブカルチャーって世相というか、人の心に動かされるものだと思う。
「天気の子』は、ジャンル的にはセカイ系に入るんだろうけど、
90年代のときのメンタリティとは全然違っていて、
社会と繋がりつつも、間違っていると思うことにはきちんとNOを突き付ける、
そういう姿勢はすごくいいと思った。

雀犬:「仮に失敗したところで君たちが責任を取る必要なんてない」
そこまで言い切った作品だと思うな。

seki:社会とつながろうという姿勢は、確実に以前の新海作品には
なかったことですよね。

taka:ないだろうね。
『雲のむこう、約束の場所』にしても結果的に社会と関係していたってことだし。

雀犬:今の大人たちは、自分の目が黒いうちは大丈夫だからと、変化を凄い拒むんですよ。
そういう今の日本の駄目なところに、痛快に切り込んでくれたなと個人的には思ってます。

seki:いまの社会が当然のものとして押し付けてきた価値観、理不尽さ、
そういうもののために君たちが責任を取らなくていいんだよ、
というメッセージということですかね。

雀犬:そうですね。日本の社会の価値が相対的に下がってしまった2019年だからこそ、
天気の子のラストは「アリ」だと俺は思います。

taka:10月まで猛暑日が続きますって言われても今や受け入れられそうだしw
そういうこれまでの価値観が崩壊していることも含まれている気がするな。

seki:守るべき世界の価値は絶対的じゃなくて、
むしろ気候変動のように長い周期では移り変わるもので。
若いキミが感じる目の前の価値もきっと大事で、
それを勇気をもって選び取る、という選択も、『天気の子』は肯定する。

taka:ワド隊員さんどうです? 『天気の子』合いそうですかね?w

ワド:先程のやりとりを読んで満足している自分がいるので複雑な心境ですw

seki:自分の感覚にもとてもしっくり話で、
本当にこれに重ねることなくてレビュー廃棄しようかなってレベルなのですがw
個人的には、社会の描き方自体には違和感あるんですよね。
なんであんなに絶望に満ちた描き方をしてしまったんだろうって。

taka:sekiきゅん、ちょっと待って!
撮れ高確保できたからその話をする前に総括しよう!w

seki:ぐっ総括されてしまう。

taka:これからの新海誠監督作品に期待していること、こういうのを観てみたいみたいなのがあれば。
まずはワド隊員さんからどうぞw

ワド:私としては新海作品の短編物が好きなので、
そういった作品を作って欲しいというのがあります。

taka:ちなみになんで短編ものが好きなんです? 長時間だと飽きてしまうとかですかねw

ワド:自分と相性が悪いんだと思いますw

seki:ここにきてぶっちゃけましたねw

ワド:やはり『雲のむこう、約束の場所』でのダメージが大きすぎるのが原因かと。

taka:あれ、主人公が行動に移すの本当に最後の最後ですからねw

ワド:4時間位に感じてしまいました。

seki:テンポだらっと長くて、モノローグばっかりで、、、みたいなのはもう作らないでほしいとw

ワド:後モノローグが鬼門だと感じました。
合う合わないの理由の一つにモノローグが関わっているのは間違いないかと。

seki:『君の名は。』以降、テンポ速い作品も上手に編集できる監督さんだと判明したので、
今後短編作ったらどんな作品になるんだろうってのは個人的に気になります!

taka:『クロスロード』!

seki:すげえ好き。なんか希望に満ちてて観てて死にたくなるけど。

ワド:あれ私も好きです。

taka:モノローグは多分必要不可欠なんですよねw
言葉(モノローグ)と風景の対比として。

雀犬:モノローグないのは『星を追う子ども』だけなのかな。
俺はモノローグ嫌いじゃないんですよね。

seki:ないと新海さんじゃない感もあり。。。
でも最近冒頭で印象付けに使うぐらいしかしてないからねw
あとは多少の状況説明か。

ワド:新海作品にとってモノローグは生活必需品みたいなものだと考えています。

雀犬:少女マンガとかモノローグだらけだし・・・

taka:動きがないとやっぱモノローグは多用せざるを得ない。
気持ちの動きがメインの恋愛作品とかはそうなるよね。

seki:実際モノローグ合う合わないありますからねー。
賛否のもとになる要素を、売れ線監督としてどこまで保持し続けられるのか、
という問題もあるかも?

taka:雀犬さんの総括はどうですか?

雀犬:『星を追う子ども』のリベンジ作は観たいかもしれないです。
冒険活劇。

seki:小学生にも大うけする冒険活劇を作る新海誠、観てみたい。

ワド:それ興味あります。

taka:『星を追う子ども』、見返したら結構おもしろかったんですけどねw
私も総括したいけど、酔っ払って言葉が浮かばねーw
という訳でsekiくんの総括をお願いしますw

seki:こういう作品が見たいというより、
これからの作品で社会がどう描かれるのか、には興味があります。
新海さんは「キミとボク(下手したらボクの中のキミ)の距離」をずっと描いてきたけど、
『君の名は。』でそれにケリをつけたように思っていて。
そのうえで、『天気の子』では社会にまで視線を広げてきたような印象で。
その社会の描き方がラディカルだなってのは思ってるので、
名実ともに日本のアニメーションを代表する監督さんになってきてる新海さんが、
どういう社会の見方をしてるのか、
作品を通してみることができたら面白いだろうなーと。

クッソなげえな総括ってレベルじゃねーぞ!

雀犬:そうですねー、
社会の描き方がラディカル、露悪的といってもいいかもしれないです。

taka:それじゃあ、取り敢えず〆ましょうか!

雀犬:『天気の子』はロックな作品ですよね!ロック!

seki:『天気の子』はロック!YEAH!

ワド:Rock 'n' Roll  

taka:まさかのロック〆。{/netabare}

投稿 : 2019/10/26
閲覧 : 372
サンキュー:

13

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