砂粒と嵐 さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
この話を好きなあの人が愛おしい
千葉が舞台なのが嬉しい。
私にはアニメも漫画もなかったから、青春なんていらなかったんだと気づく
持つものの苦しみ。自己犠牲。
そして、弱者にしかできないこと、ぼっちにしかできない戦い方。
戦うこと、啓蒙すること、諦めないこと
それと、早々に見切りをつけて見放すこと、その対比。
ストーリーが、一筋縄にはいかない感じ。
綺麗事で済ませようとしない、綺麗事の裏で封じ込められる汚い犠牲に蓋をしないこと、をやたら強調する。
「正義を盾に他人をぶん殴るやつが本当の正義だと言えるだろうか」とか。
学校という集団生活の中で孤立してしまうと、ひねくれてこじらせて苦い汁を舐めながらも自分はあいつらとは違うんだってまるで恨むかのように、どうにかやっていくにはそうするしかないから。
わかるんだよなあ
こっちのものにしかわからないことがある
でも葉山のような恵まれているがゆえのナチュラルで普遍的な正しさは存在する。
雪乃は生き方が誠実で、嘘がない、それがゆえに妥協とかうまくやっていくことを知らない、そんな不器用さってきっと私もあの人も持ってたはずで、そこをまた認めていた讃えていた気がする。
由比ヶ浜は話の進行役であり、人に対して現状に対して諦めない、希望を捨てない美しさの象徴。
そして戸塚は天使。
ラノベで文字を通してもっと深く読み込みたい。