ウェスタンガール さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オリジナリティとは?
(第1話を観て)
ちょうど今、“ひだまりスケッチ”を観ている。
少し前に、“てさぐれ部活もの”を観た。
どうもこれは、怪作の香りがする。
“ひだまり”に影響を受け、さらに色々な演出、危ない要素も加わり、オリジナリティとデリカシーの狭間を突き抜けて行く予感がする!
ほんと、“てさぐれ”のオリジナルがこれだったとは・・・、何も知らずに観るのは面白い!
ゆっくり楽しんで行こう。
(第1期を観終わって)
これは当時、スラップスティック・コメディの新境地として、その後のアニメに影響を与えたのではなかろうか。
とにかく明るく楽しい“ドタバタ喜劇”だ。
この作品で使われる“スラップ(打つ)スティック(棒)”は、言うまでもなく“百合”である。
池田姉妹を観察者にして延々と繰り広げられていく“百合妄想”がメインプロットである、と言うのは言い過ぎが?
もちろん漫画家“池田理代子”さんへのオマージュであることは間違いない。
また、“ドタバタ喜劇”の極北に位置するレジェンドと言えば、ブロードウェイから銀幕に躍り出た“マルクス・ブラザース”を置いて他はない。
洋の東西を問わず彼らの影響を受けない者はいないと言って良いだろう。
渉外担当で滅茶苦茶な“としのうきょうこ”は“グルーチョ”、トラブルの中心で色々な“可愛い系キャラ”を演じてくれる“ちなつちゃん”は“ハーポ”、ツッコミ担当の“ゆい先輩”は“チコ”といったところか。
そして最後に、一番大切な主人公“あっかり~ん”を忘れてはいけない。
影が薄く、それでいて一番の“いじられキャラ”が、彼女の立ち位置だ。
マルクス兄弟では、末の弟である“ゼッポ”ということになる。
ダジャレ担当でもある“あやの”と“としのうきょうこ”の絡みも、観ていて飽きないのだが、私的に一番ツボにはまったのは、“生徒会長”と“理科の先生”の会話(?)であった。ドリトル先生も真っ青の会話スキルである。
因みに、生徒会長の人、後藤沙緒里さんは、“とらドラ”の“インコちゃん”!
ある意味凄い。