ノリノリメガネ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
19話がすごい
すばらしいアニメだった。
原作は未読ですが、かなり力のこもった作品だと思った。これから原作は読んでみようと思います。
{netabare}
ストーリー自体はガチャガチャしてなくて、シンプルで王道。鬼になってしまった妹を元に戻したいという一心で、鬼と闘っていく炭治郎が描かれている。
テンポが良くて、バトルの連続なんだけど、たまに敵の鬼になる前の背景を描いたりするので淡泊にならず、グッとくるようにできている。
キャラクターも皆個性があって良い。特に主人公の炭治郎がかっこいい。やっぱり主人公がかっこよくない作品ってのはそれだけでダメなので、本作は突き抜けたかっこよさがあって良かったと思う。
その他、柱の面々や同期たちも皆個性的に描かれている。
鬼も毎回強くて不気味さがあって良かった。
作画や音楽も全体的に安定していたが、特筆すべきはやはり19話の演出だろう。
急に終盤で挿入歌と超作画で盛り上げてきてそのままEDへ突入するあれはなんなの。しかも最終話でもないのに。これまでまぁまぁアニメ観てきたけど、あんな演出を19話に持ってくるのなんて見たことない気がする。とにかくあのシーンはアニメ史に残る名シーンだったんじゃないかと思う。もはや劇場版サイズだった。
こんなものを見せられたら2020年の劇場版も期待せずにはいられないでしょう。
唯一気になったのは、炭治郎の戦闘時に起きてる状況を事細かく炭治郎が説明しすぎなのは気になった。子供にも分かるようにってことなのかなぁ。でもこれはあんまり効果的でないように思った。絵見れば分かることだし、大事なこと以外は視聴者の想像に委ねていいと思う。そもそも緊迫した戦闘中に自ら実況中継みたいなことをしてるのには違和感があった。そんなん解説してる余裕あるなら戦え、と。
{/netabare}