「未来のミライ(アニメ映画)」

総合得点
65.5
感想・評価
230
棚に入れた
873
ランキング
3312
★★★★☆ 3.2 (230)
物語
2.9
作画
3.8
声優
2.9
音楽
3.3
キャラ
3.0

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ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっと消化不良でした

海外ではそれなりの評価があるようですが。

妹が生まれた,くんちゃんの横の家族関係は
赤ちゃんと4歳児の両方を世話を
すると赤ちゃんに比重が移り

父母は赤ちゃんの世話を中心に
しなくてはいけないあわただしさです。

くんちゃんが嫉妬するのは当然です。

祖父母の応援より母恋しの心情はよくわかります。

これは,かつての細田監督の家の事情が
モデルになっているようですが,
横のつながりをもっと大切にしていれば
くんちゃんの家出もなかったでしょうし

時間移動の旅へいざなうこともなかったでしょうに。

ただ,反抗期の子どもの心性は分かるように思います。
反抗期,わがままな時期に見えますが
そのわがままこそが,人の生きる源になっているからです。

やがて成長するにつれてわがままを
抑えられるようになります。
いわばそれが未熟ですが「お兄ちゃん」
としての成長物語なのです。

縦の時間軸での冒険物語は,ファンタジー
としてみれば,見れないこともないですね。

曽祖父の登場。この物語で過去から未来へ
家族や命がつながっていることを
見事に表現できています。

未来の?空想世界の東京駅は不気味な感じが
しました。
このあたりの描写は
アニメ特有のご都合主義でしょうか。
同時空間に2人の人間が存在するあたりや
駅や列車の雰囲気と人とのやり取りです。

結局異世界へ行ってしまいそうになるのを
助けたのは成長した,くんちゃん自身と「未来ちゃん」

今はこういう家族がいいという「サザエさん」
的要素は,崩壊していますが

縦と横の人と時間のつながりがあって,自分が生きている
という実感は感じることができました。

自分が成長し続けて,今ここにいることに感謝。

投稿 : 2019/10/22
閲覧 : 237
サンキュー:

6

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