カミタマン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
MASTERPIECE
2024/03/24 初投稿
配信にあったので久しぶりに見ました。
見たら止まらなくなりました。
連続2回くり返して視聴
その後更に、再生しながら小さなボリュームで音だけ聞きながら寝ました。
翌日と翌々日も1度ずつ視聴
夜は毎晩音を聞きながら就寝
さて、何がそんなにいいのだろうか?
よく練られたストーリーはもちろんなのだがこのレビューでは繰り返し見てしまう中毒性について述べたいと思います。
繰り返し視聴してしまう最大の要因は音楽ではないかと思います。
昭和のテレビシリーズの劇場版第2弾として作成された本作だが、デレビシリーズ本編のBGMは全く使用していません。(あるいはいくらか使用しているかもしれないが全然気がつかないレベルなので全く使用していないと言う扱いで以後記述します。)全曲オリジナル曲です。多くがしっとりと落ち着いた曲やふんわりとした曲などこの作品の独特の世界観にぴったりとマッチした曲でテレビシリーズの賑やかな世界観とは一線を画した作品世界を構築しています。とにかくこれらの曲が非常に魅力的でまた聴きたいと思ってしまいます。
視覚的にも幻想的な不思議なシーンが数多くあります。
夜の買い出し
喫茶店での温泉マークとさくらさんの会話
夜の友引町
あたるの家からの登校
夜の友引高校
などなどついつい見てしまいます。
他にもついつい聞き入ってしまう長台詞や会話
校長先生の説教
給湯室でのしのぶとラムの会話
温泉マークとさくらの喫茶店での会話
無邪気の時間に関する話
メガネの『友引全史』
と言うわけで、音楽、映像、セリフ、ストーリー、キャラクターの魅力が絶妙に絡み合ってこの作品は、極めて中毒性の高い作品になっているといえると思います。
話は変わりますが
冒頭学園祭の準備シーンに「'84友引祭」の看板が映ります。
この映画って1984年の作品つまり40年前の作品と言うことになりますね!!
40年を経て直接この作品の影響を受けた作品やクリエーターが多く生まれ、更にそこから影響を受けてまた更にと言う具合に既に日本文化のDNAに深く刻まれた作品になっていると思います。
そして、作品中の年齢で考えるならあたるたちは現在57才!!と言うことになりますが、令和の現在いまだに高校2年生で再びあの鬼ごっこを繰り返すなど、終わらない夢はまだ続いているようです。