Hash さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
何かの拍子に不老不死になってしまった人にお勧め
異世界転生ものと言えば特にピンキリの開きが激しいジャンルだと勝手に思ってますが、この異世界チート魔術師は私が見てきた中でも確実にキリもキリ、ぶっちギリでした。
やっべ~!俺チートだから全力出したら人間殺しちゃうわ~!!
俺チートだから~!!やっべ~!チートな俺やっべ~!!
みたいな地獄のミサワ節を真顔で繰り返す。そんな内容です。
内容には無限にツッコミ所がありますが、特に気になった点(抱腹絶倒ポイント)をいくつか挙げさせていただきます。
<異世界チートのココがアレ①>
能力がチート(別に飛びぬけて強いわけではない)すぎて師匠に力をセーブすることを要求されるが、その度合いが謎。
「まぁ強化は"10"くらいでいいだろ!」
みたいな。えっ何、10って!?パーセンテージなの!?ってなる。でもその後100も平気で越えてくる。
100超えて肉体に負担がある感じでもないので本当に謎。10倍なのか+10なのかも不明。というか数値化する必要性もあまり感じない。(敵の強さを間接的に表現できるという意味では機能してるのか?)
<異世界チートのココがアレ②>
なんていっても作画がひどい。作画もアレだが演出もひどい。
序盤の師匠の極大魔法は全カット。地鳴りして終わり。全ての魔力を使っての究極魔法なのに。師匠かわいそう。
中盤のドラゴンのブレス(ごんぶと)食らった元アサシンちゃんはおなかから血が出る。雰囲気的には消し炭になっててもおかしくない感じだけどおなかから血が出る。そして死ぬ。おい薬草もって来い薬草!!ってなる。
というかもう全編通して紙芝居。かっこいいポーズと謎構図の応酬で3秒に一回見てれば大丈夫。
でもコレはもうしょうがないよ。製作者だって人間だもの。
<異世界チートのココがアレ③>
もう絶望的にストーリーがアレ。主人公の考え方に一貫性が無いのがなだらか過ぎるストーリーに拍車をかけてつまらなくしてる。
大切な人を殺されたことを思い出して赤オーラ全開で侵入者ボコった翌日にその元凶から挑まれた「対等な勝負」を素直に受け入れちゃう。
腕欠損させちゃった負い目を考慮してもそこはぶちギレ案件だろうが・・・ってなる。
と、まぁ私が観ていて特に気になった部分を3つ書きましたが、観てるとアレな部分はまだまだあります。
【総評】
何かの拍子に不老不死になってしまい、暇で暇でしょうがない人なら見てみてもいいかもしれません。
あ、でもオープニングだけはすき