tomledoru さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人間扱いされていない
DVDのタイトルに,「もうひとつの最終兵器」とあります。
ひとつ,という数え方は人間としてではなく,物を指す呼称です。
Another love song となっていますが,原作の方が
シュウジとの恋愛模様はよくわかります。
本格的に,切ない思いを知りたい方は,OVAより,元の方を
見るべきだと思います。
ミズキ中佐という女性は,最終兵器のプロトタイプとして
ちせより先に,人体改造を行いますが,
ちせに比べると
不完全で,戦闘能力も劣ります。
舞台も北海道ではなく,南の東京や博多に移ります。
ミズキ中佐は軍人気質ですが,ちせはただの女子高生。
そのギャップが鮮明に描かれます。
「何故自分は兵器として成長しない」
「国を、部下を守れない」と問うミズキ中佐。
「シュウちゃんに会えない」敵を壊滅させた後
「私は化け物になってしまった。」と悩む,ちせ
戦争が…とか平和や命が尊いと同時に,みんな個人個人が背負っている運命の重さを感じる作品です。