「荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)」

総合得点
79.8
感想・評価
606
棚に入れた
2263
ランキング
485
★★★★☆ 3.8 (606)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういうの好き

岡田麿里らしさ溢れる青春と性を題材にした作品。思春期真っ只中の女子高生の性欲が描かれている。こういうの好きだなあ。

自分の共感性羞恥が半端ないことになった。特に前半。
この作品は、何でも性に結び付ける思春期とか自分は何を言ってるんだ的な恥ずかしさを思い出してつい、わーわー言ってしまうし、心の準備をしっかりしてじゃないと見られなかった。{netabare}オナニーを見られたときの照れ隠しとか。気まずいことこの上ない。{/netabare}本当は性に凄い興味あるのに、恥ずかしくて興味ないふりをしてみたり、逆に振り切って下ネタしか言わなかったりしたなあ。
男子校生活だったから、自分は主に後者だったが。

10話もかなりキャラクターの心が動いたなあ。
文芸部の5人が対照的な印象。かたや幸せ気分満点、かたや勘違い男におかしい奴というレッテルを貼られる、変に誘惑しようとして失敗した挙句自尊心が崩壊しかける。勘違い男やばすぎ。一人よがりにもほどがある。完全にオナニー。父親がいないということを勝手に弱みと勘違いして謎の共感するし、告白したわけではないのに、友人に彼女として紹介するし、謝ったら許してあげるとか何様のつもりだよ。見ていて怒り心頭だった。モラハラとか滅茶苦茶しそう。

主要キャラではないけど、妊娠で退学なんてほんと間違ってるよなあ。妊娠させられたほうの女性のほうがむしろ、男の避妊しか頼れない状況にあったわけで被害者みたいなところあるし、妊娠した高校生にこそ教育の機会をきちんと与えるべき。妊娠って基本的にめでたいものだから、歓迎されこそすれ非難されるものでは決してない。稼ぎのない自律していない学生には育てられないし、子供が不幸になるという人もいるけど、誰にもそんなことは予測できない。単に子供を生むのが早いか遅いかだけでしかないと思う。意外と性に奔放で無責任な娘とは限らないし、教育の機会が奪われなければ就業の確率も上がるし、できないことは周囲の人間に頼ればよい。それを許さない風潮が貧困を助長していると思う。歳を取ることで責任感が強くなるわけではない。親になったことや責任ある役職に就いた結果として責任感が強くなる。
日本は性教育はろくにしないくせに中学生・高校生に性について任せすぎで純潔を求める。彼らは意外と知らないこと多いもの。

最後トンネルに入りながら、「入った」ていうセリフ意味深すぎる。

OP
乙女どもよ。 歌 CHiCO with HoneyWorks
ED
ユメシンデレラ 歌 麻倉もも
挿入歌・劇中曲
TRAIN-TRAIN 歌 THE BLUE HEARTS
お前の股ぐら 歌 ザ・タイマーズ
恋人ツナギ 歌 CHiCO with Honey Works
チェインギャング 歌 THE BLUE HEARTS


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。


1. 豚汁の味
小野寺和紗は、所属している文芸部で他の部員たちと本の朗読をしていた。今まで読んできた作品とは全く違う大人な世界に戸惑う和紗。そんなある日の昼休み、一同は部長のり香から好きな作家の新作情報を聞く。作品の話題で盛り上がる中、新菜が口を開く。「私が死ぬまでにしたい事は……」

2. えすいばつ
泉の自慰を目撃してしまった和紗は、ますます混乱してしまう。書店で性についての本を読み漁っていると、新菜から連絡があり、とある頼みごとをされる。男性の気持ちについて考える和紗だったが、翌日の部活ではセックスの代わりとなる言葉を考えることに。「サックス……シックス……ソックス……」

3. バスガス爆発
廃部を言い渡された文芸部の面々は、回避するために戦うことを決意する。一方ひと葉は、英気を養うために訪れた書店で、別の女子高校生作家のデビュー作を見つけてしまう。編集者に問い詰めるもリアリティがないと言われ、チャットルームで相談することに。「チャットじゃなくて。実際にしてみたい」

4. 本という存在
髪を切り、コンタクトをつけたり香。その変わり様に教室は騒然。騒ぎに居心地が悪くなったり香は逃げるように屋上へむかうが、それを追いかけてきた天城 駿に声をかけられる。その頃、和紗は泉の発言に悩んでいた。「自分じゃわからない。もやもやした感情に、名前をつけるために」

5. 私を知らぬ間に変えたもの
泉は新菜に相談を持ちかけた。移動する電車の中、新菜は演出家の三枝 久を見つけ、泉を彼氏だと偽り紹介する。近くのカフェに入った二人、そこで新菜は三枝との出会いを話し始める。一方、百々子と話していた和紗は新菜について語るのだった。「ただ、なんというか……菅原氏なら、納得しちゃうなって」

6. 乙女は森のなか
文化祭で恋の伝説を作りたいという実行委員の依頼を受けた文芸部。和紗は、泉と新菜のことが気になり考えがまとまらない。り香は、付き合い始めた天城との距離感がいまいち掴めずにいた。そんな中、案をまとめるためにと、ひと葉は合宿に行こうと提案する。「もう少しだけ待って、もう少しだけ……」

7. 揺れ、の、その先
合宿に来た文芸部。ひと葉は山岸に迫ってみるも、簡単にあしらわれてしまう。お風呂でのぼせてしまった和紗は、新菜に介抱してもらうが、新菜の焚きつけるような口調に乗せられ険悪なム-ドに。ケンカになりそうになったその時、り香が止めに入り、とあることを提案する。「合宿と言えば--。」

8. Legend of Love
文化祭当日、文芸部は朗読劇の準備に追われていた。先日の三枝とのやり取りを引きずっていた新菜は、泉にちょっかいをかける。泉とのやりとりの中で、新菜は自分の想いに気づいてしまう。一方、和紗は文化祭中に泉に告白する決心を固める。そして、朗読劇の幕が上がる。「あなたが好き……!」

9. キツネノカミソリ
和紗は何もかもが違って見える景色に浮かれていた。文化祭後でカップルが増えた校内を横目に下校する百々子は、新菜に文化祭で見たことを打ち明ける。帰宅途中、泉の家に寄った和紗は、今までとは違う、付き合っているということを改めて実感。「今までと変わらないって。その今までは、いつのこと?」

10. 穴
天城と下校するり香の前を、ひと葉を乗せた山岸の車が走り去っていく。慌てて後を追う天城とり香。その頃、満員電車で、新菜は泉に思いがけない言葉をかける。そんな中、ついにひと葉は山岸を押し倒す。あっと言わせるため、一生忘れられない存在にするために。「本郷ちん、応答せよ!」

11. 男女交際禁止令
それぞれの葛藤によって、ちぐはぐになってしまった文芸部。新菜は「少女」である自分を終わらせようと三枝のもとを訪ねるが……。翌日、部室に立ち寄った新菜は和紗にあることを打ち明ける。それを聞いた和紗は、泉の元へと駆け出すのだった。「……友よ」

12. 第12話 乙女心のいろいろは
り香の退学処分取り消しを訴えるため、学校に立てこもる文芸部。夜の部室で作戦会議をしていた和紗へ、泉からメッセージが入る。一方、泉に告白しようとする新菜は、百々子と言い争いになってしまう。その折、泉に自分の気持ちを聞かれてしまった新菜は、改めて泉に問いかけるのだった。「私たちは、青い群れ」

投稿 : 2020/01/06
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サンキュー:

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