ウル さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ひとこと一言が心に刺さります
正直にめっちゃ話数があって中途半端に終わるので一概にオススメは出来ないのですが、設定やキャラクター心理描写もよく出来ていてすぐに感情移入できました。
設定も未来の話なのにどこか懐かしいノスタルジックな雰囲気もあります。
あと何より登場人物のひとこと一言が心に刺さります。
まるで今の私に語りかけてくるように刺さります。
1番響いたのがこのお話で
{netabare} グループで最も宇宙飛行士に適したメンバーを選ぶこと。
ムッタを含め、グループのメンバーは宇宙飛行士に適した2人の選び方で悩んでいました。
宇宙飛行士に最適な2人を選ぶには相手を切り捨てる非情さが必要です。
非情になりきるべきか、それとも運だけで選ぶべきか。
そうムッタが悩んでいるときに、シャロンおばさんから聴いていたある言葉が思い浮かびます。
「迷ったときはね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。」{/netabare}
この言葉を聞いたとき衝撃を受けました。
どちらの選択が正しいかわからないことが皆さんにもあると思います。
私はとにかく頑張ればどうにかなるという考えでどちらの選択も取らず、ひたすら頑張り続けたことがあります。
勿論それで良くなることもありましたが、結局燃え尽きてどちらも手放してしまうこともありました。
あのときもし、どちらか選べていたらどっちが正しかったのかそう思うこともありました。
悩んで苦しんでいるとき、こんなことを言ってくれる人がいてたら私は泣いていたでしょう。
勿論、全ての悩みがこの考えに当てはまるわけではないですが、それでもこのセリフが出てくる作者とキャラクターが本当にすごいと思いました。
他にも心に刺さるセリフが山ほどあります。
ここで書いたら書ききれないくらいにです。
そのくらい、この作品はドラマ性に溢れていて、登場人物も設定もリアルで面白い!
社会人になって苦しんでるで悩んで、忘れていたものとか熱いものが一気に思い出さしてくれました。
落ち込んで、元気が無くなりそうなときはこの作品を思い出します。
私にとってはとても勇気づけられる作品です!