退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雨と恋と万葉集と
新海監督って秒速5cmとか天気の子もそうだけど、雨とか雪って好きなのかな。
6月のある雨の日。学校をサボり雨宿りできる場所に行くタカオ。
そこでビールを飲みながら雨宿りしている謎の女性と出会う。
次の雨の日。タカオは嬉しそうにまた、あの雨宿りした場所へ行く。
そしてまた出会う謎の女性。それから雨の日は時々会うようになって。
靴職人になりたいこと。料理が苦手なこと。それぞれのことを話すようになる二人。
靴の本を贈られるタカオ。タカオは女性に靴を作ってあげようと思いつく。
タカオは女性の名前すら知らない。でもすごく愛おしく思う。
2学期が始まって。学校で偶然会うタカオと女性。女性はユキノ先生と呼ばれていた・・
万葉集の問答歌を入れたのは詩的な感じで良かった。雨の日にしか会えない二人の恋心を歌っているみたいなので、この物語にぴったりです。
相変わらず絵がすごく綺麗。雨で反射する路面とか雨の波紋とか。
ピアノの音と雨の音が心地良かったです。これもすごく詩的な感じがしました。
タカオに好きだと言われて赤くなるユキノ。でも四国の実家に帰ること、今までありがとうとユキノは言う。
部屋を出ていくタカオ。一人になった部屋で雨の日の二人の出来事を思い返すユキノ。
突然はだしで追いかけるユキノ。タカオは自分の気持ちをユキノに荒々しくぶつける。
タカオに抱きつくユキノ。そしてユキノも自分の想いを・・
んー。絵とか雰囲気などはすごく良くて、詩的な感じなのも気に入ったんだけど。。
高校生と年上の女性の恋のお話なんだけど、物語としてはあまり心に響かなかったなあ。なぜだろ?
あ、終盤のタカオのユキノに気持ちをぶつけるところはグッときたかも。