tomledoru さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
三年の時間差は
この話の面白い所は,高校生の男女の入れ替わりと,彗星の落下,そして,三年というタイムラグとタイムリープが存在するところですが周知のことですよね。
ご神体に供えられた,お酒を滝君が飲んだあたりから,最後の体の入れ替わりあたりまでで,タイムリープの発祥と世界線の移動が起こります。
この辺りは,あらかじめ新海監督が納得して設定したところで,私は「ご都合」主義ではないと思っています。
ここを気にされる方が多いようですので,SF青春ものとしてみれば,シュタインズ・ゲートとか数あるアニメと同じ構図です。
新海監督らしからぬところは,「秒速五センチメートル」のようにすれ違いのさびしい終わり方をせずに,ハッピーエンドで終わる,エンディングでしょうか。
万人受けを狙ったゆえに批評もされ,支持もされたのだと思います。
とにかく新海作品は,背景の描写がとても丁寧で見ていてすがすがしさを覚えます。