TaXSe33187 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
超人警察官的な何か
事前情報無しで視聴
エルフとかドワーフとかいる世界の割に自衛隊云々ってどういうこと?と思ってたけど、粗筋を読んでみて納得
要するに超人要素を含んだパラレル世界の警察官ってイメージで見ていれば良いのかな?
1話はとにかく良くも悪くも普通
熱血だけどアホな新人警察官が、気の抜けた風体の凄腕ベテラン刑事と出会って仲間入り、というだけ
その中で主人公が手首の拘束を千切るパワーを見せたり、高速で走る車から振り落とされて無事だったりと変わった力を思わせる要素をチラつかせている
取り敢えず全然普通に見ていられる内容だった
ただ、悪くはないけどなんとなく違和感があるというか…
ファントワとか胡蝶紀とかを見ているときのような、好みではあるけどハマることは絶対ないだろうと思わせる謎の空気感がある
なんだろ?女性向けだからとかそんななのかな?
どっちにしろ嫌いではないので視聴は継続
にしても今期は超人高校生のせいで、銃弾斬りとか見てしまうと普段以上に安っぽさを感じてしまう
「超人警察官が大事件でも余裕で解決するようです」ってタイトルを思い浮かべてしまった
このアニメにあまりにも失礼なので、ちょっと心をリセットしないといけないかも
4話視聴
{netabare}話数ごとの落差が激しいな…
2話はオーソドックスな刑事モノで悪くなかった
3話は爆弾発見から解体までが超スピードで緊迫感ゼロだった
4話は最初から最後までお粗末すぎた
あの子供を狙った理由がそもそも不明で、その上以前に死んだ子供二人の死も事故か事件か判然としないまま
スゲー組織の爆弾魔が特に理由もなく一般家庭をしつこく狙っただけ、という内容で終了する意味不明展開
爆弾魔、通称Bに関しては3話の爆弾解体でも登場していたわけで、2話連続で登場させる意味がわからない
というか3話の時点では東京の街を破壊するっていうテロ組織らしい目的で働いていたのに、何故か4話では快楽殺人鬼みたいなノリに方針転換
事件の規模も起こるだろう被害の規模も圧倒的にスケールダウンした上で同じことを繰り返して、しかも逮捕までしてしまう
話としての整理を考えるなら、大規模爆弾テロを3話と4話の続き物にして、その結末としてBの逮捕を描くべきだった
話数に連動したサブタイトルを付けること、ルーキーと眼鏡の信頼関係を構築することだけを優先して、肝心のシナリオをおざなりにした印象
というかこの回はルーキーがマジのマジで役に立たないまま最後まで進行した結果、眼鏡を唐突に暴走させる謎展開にしたのが一番酷かった
「クールだけど犯罪には苛烈」を印象づけたいんだろうけど、その辺は捜査の過程でしっかりと描けていた
それなのに、犯人逮捕が出来る状況で無防備な相手を殺そうとするキャラに変貌させるのは最早演出過多でキャラが崩壊している
これは「最後はルーキーがいい感じに決める」という縛りを付けて脚本を組んだ弊害かな
クールなキャラが最後まで動くとルーキーが活躍できないから、キャラ崩壊させて無理矢理ルーキーのターンを作ろうとした印象
サブタイ縛り、当番キャラ縛り、ルーキー活躍縛りの3つのルールを自分に課した結果力量が足りず脚本が崩壊したんだろうな、と
というかルーキーが活躍しないといけないなら、眼鏡が指示を出してルーキーが逮捕に踏み込む演出にすれば十分なのに
「なんか盛り上がると面白そう」だけでよく考えずにシナリオを作った結果がこの4話なんだろうな
そもそも「トクナナはナイン絡みか特殊な事件しか扱わない」はずがただの自動車事故の調査をしている時点でちょっとどうしようもない
「特殊な事件を追ってみるとナインが絡んでいた」これまでと違って「普通の事件を普通に捜査してたらナインがでてきた」はちょっと笑えない
設定と事件の関連性がしっかり成立しているか、もう一度脚本を見直して欲しい
{/netabare}