tomledoru さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
眞一郎の○○○にはアブラムシ
眞一郎ってまじめな奴ですよね。周りに3人も魅力的な女の子がいても,まともに取り組んで真剣に向き合おうとする。個人的には乃絵を応援したくなってしまうのですが…
今からすると,もう,少し古い作品の部類になりますが,富山県の酒蔵や古い民家,伝統芸能と祭りなど,作画としてもよく描けている部類に入るのではないでしょうか。
眞一郎の絵本作家のへの夢や,の関係,鶏,雷轟丸の死(乃絵が飛び立とうとしているのためらうかのようなことを象徴しているかのよう。)
バスケットの得意な比呂美(居候先の眞一郎の母とは仲が悪くバイクのアクシデントに)と幼馴染の愛子との関係など,4人の成長純愛物語ととらえていいと思います。
眞一郎は鶏のジベタと雷轟丸の絵本が完成した時,乃絵に直接本心を話しに行くのはどうかなと思いつつ,はっきり自分の気持ちを伝えます。
比呂美の涙を含め,乃絵の最後の涙は,本当の感情を表せたのだなあと思います。これ以上の純愛アニメはなかなかできないという意味で,もっと評価されるべきだと思います。
純愛もののアニメとして「富山」という冬の厳しい気候が映り込んで「透き通った感情」を覚えました。