ウェスタンガール さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
信仰とは
比較的早い時期に観た作品である。
愛すべきキャラクターと設定の面白さ。
ハラハラし、ニヤニヤしながら楽しんだ、いや楽しんだはずであった。
それでも、心を騒つかせる何かがある。
そう、これは信仰の意味を問う物語なのだ。(此奴、やっぱりアホだな)
遠藤周作の『沈黙』を思い出す。
桐乃はキチジローであり、酷い目に会う兄、京介は神父のロドリゴといった所か。
桐乃は表と裏を使い分ける。まさに、隠れキリシタンのそれだ。
コミコンの帰り道、モデル仲間に鉢合わせた時の裏切りは、このテーマを象徴するシーンだ。
我々は彼女に人間のズルさ、弱さ、そして優しさと苦悩を感じ、イラつきながらも共感する?のである。
そう、我々は、隠れヲタクである。
家族や、立場を守るため、表の世界では“踏み絵”に足を掛けて、“ころびヲタク”として生活しているのだ。
それから、かなかなちゃんのメルル、黒猫の猫ダンスをもっと観るには、どれだけ課金したら良いのでしょうか?