二足歩行したくない さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ジャンプ原作と思えないほど残酷な描写が多い
原作は週刊少年ジャンプに連載されている作品です。
原作未読なのですが、アニメ視聴前は絵が微妙なのと設定がありきたりなので、正直なところすぐに打ち切られるのではないかと思っていました。
アニメを全話視聴して、原作にまだ手を出せていないのですが、アニメのできはすごく良かったです。
アニメで興味が出たのでマンガの方にも手を出してみようかと考えています。
ストーリーはすごくシンプルです。
大正の時代、"鬼"に家族を殺され、妹を鬼にされた少年「竈門炭治郎」が、妹を人間に戻す方法を探すため政府非公認の鬼討伐組織"鬼殺隊"に入り、鬼と戦い続けるという内容。
炭治郎は物語のスタート時点では炭売りを生業とした家に住む普通の少年でしたが、修行をして強くなり、厳しい入隊試験にクリア、その後、次々と下される鬼討伐の伝令に従い、修行と秘められた力、仲間達の協力で少しずつ物語が展開していくという、友情・努力・勝利の要素が組み込まれた典型的なジャンプ漫画のフォーマットとなっていて、非常に見やすく、わかりやすい内容です。
鬼殺隊には"柱"と呼ばれる9人の実力者がおり、対する鬼には、「鬼舞辻無惨」を頭とした"十二鬼月"という幹部がいて、敵味方それぞれにグループがいる点もまた、ジャンプらしい燃える展開と思います。
作中は鬼とのバトルシーンがほとんだったのではないかと思うほど戦闘の印象が強いです。
作画がかなり良く、バトルのアクションが滑らかで魅力されました。
ただ、バトル中、鬼や味方サイドの回想シーンが挟まることが多々あり、その点少し中弛みを感じました。
また、ジャンプ原作と思えないほど残酷な描写が多いです。
後半、那田蜘蛛山で鬼殺隊が操られた上殺されるシーンなど、ちょっとギョッとしました。
その他、人喰いシーンなど直接的な表現が多いので、ちょっと驚くかもしれないです。
ラストも、次のストーリーへの繋がりを残した終わり方になっていて、続きが気になるラストでした。
これはマンガ読むしかないですわ。