ウル さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
今更ながら初めて見ました!予想以上に壮大な展開。
最初は恋愛物の映画なので全然期待してませんでした。す
理由は世間で流行ったとある2タイトルの恋愛映画が全く合わなかったからです。
この映画も前の2つ映画と同じ合わなかったら嫌だな…けどみんな面白いというなら見てみようって感じです!
最初の触りはあらすじ通りなのでちょっと退屈にも感じました
{netabare}序盤は三葉と滝が入れ替わってあたふたしてお互いにルールを決めるところは普通によかったです。
お互いがお互い好き勝手やってる部分とかもいいですね。
王道のストーリーだなっと思ってみてました。
三葉のアシストで先輩とデートここから物語がかなり動きます!
飛騨の写真を見て足止まる瀧、先輩からの別れ際の会話のやり取り。
ここで瀧も三葉のこと好きと自覚するシーンですね。
ここで彗星の伏線があったりします。
ここまで文句があるとするならお互いが好きになる心理描写が雑なところです。
ただ入れ替わって文句言ってRADWIMPSの曲流れてダイジェスト風なのでここをしっかり描写してほしかったです。
ダイジェストでも惹かれ合うシーンはわかりますけどここをもっと力入れてほしかったかな。
それでもこの時間によくまとめたと思います。
そこからシーンは飛び今までの三葉とかなりの頻度で入れ替わってたのに全く身体が入れ替わらなくなります。
思いを募らせる瀧…前見た写真をヒントに先輩も友人と瀧で三葉に会いに行こうとします。
諦めて帰ろうとするとラーメン屋で三葉の出身地がわかります。
ここは衝撃的でした。
町がなくなって湖になっていたので。
携帯の日記も消えていく…
三葉は死んでいた…?
かなりビックリしました!
ただここも疑問点が一つあります。
なんでこの場所を調べてたのに彗星が落下した大災害を瀧が覚えてない、または知らないかです。
ここは地名を聞いて思い出すシーンでもよかったかなと思いました。
それでも最初は疑問よりも衝撃のが強かったです!
一人で御神体のところに行って噛み酒を飲む瀧がなんとか三葉と繋がりを取り戻して入れ替わるシーンいいですね。
ここは感動もして、そして笑いました!
泣いて胸揉みながら四葉の名前言いながら近づいてきたらそりゃ四葉も三葉がおかしくなっと思います笑
そして身体が入れ替わる理由がわかります。
三葉の家系は神社の家系で歴代の人達も同じような経験があると聞かされます。
瀧はもしかしたら今日のためにあったのかもしれないと。
1000年前に彗星が落ちてこのことを予言?暗示してた三葉の家系はそういう能力があったってことですね。
瀧は町を救うために友達と協力してみんなを避難させようとします。
ここも描写不足のところです。
お婆ちゃんも信じなかった彗星が落ちてくる話を何故あんなにすんなり友人は信じたのでしょうか?
ここをもうちょっと丁寧に描写してほしかったです。
ここから自分では友人じゃなく三葉だったらもっとよく説得出来るのじゃないかと思い御神体のところに急ぎます。
ここも、もうちょっと丁寧に描写してくれたらなと思いました。
何故そこに行ったら三葉に会えると思ったのか?
このままでもあそこは不思議な繋がりとあの世、この世、未来過去が繋がってるって言ってましたけどここを一瞬でもいいから回想でいいので入れてほしかったです。
3年前の三葉と瀧の出会いは悲しかったです。
瀧からしたらそりゃ当たり前の反応です。
ただ悲しかった。
御神体のところで元の身体に戻って再会するシーン…バックの音楽と三葉と瀧のやり取りだけで泣けました。
目が覚めても忘れないように名前書いておこうってとこめっちゃいいです!
おまえが世界のどこにいても俺が必ずもういちど会いに行くってセリフ…普通ならちょっと恥ずかしいセリフですが最高でした。
そこから瀧が三葉の名前を忘れちゃうシーン…けど生きていてほしかった…大事な人、忘れたくない、忘れちゃだめな人…誰だ…誰だ…名前ってシーンも色々湧き上がってきます。
入れ代わった三葉も瀧の名前を忘れてしまいます…転ぶ三葉…掌の名前を確認しようとしたら「すきだ」って書いてあるシーンも最高でした。「これじゃ名前わからないよ」って名前がわからなくても好きなのは覚えている…お互いこのとき名前は忘れていても好きなことは忘れていない。
いい…すごくいい!
もしこのとき名前を書いていたら名前ごとマジックが消えてたのかなと思いました。
「すきだ」って言葉だから残ったのかなと。
彗星が落ちてシーンが切り替わったらほぼ三葉に関する気持ちは忘れてしまっていた瀧…けど潜在意識では覚えているのがよくわかる描写で本当に大切なことは記憶が忘れていてます身体が覚えているとわかるいいシーンです!
文字通り本当に身体も入れ替わってましたし!
先輩も結婚し、町民が無事だったことがわかる…カフェで飲んでいると三葉の友人二人が結婚のこと話し合ってるのに遭遇…もしかしたら三葉も外ですれ違いますがここではほんとにすれ違うだけです。
電車に乗っていたら対抗の電車の窓際でお互いを発見。
「ずっと誰かを探していた」
お互いすぐに電車を降りて探し合います。
階段で見つめ合う二人最初すれ違いなかなか声がかけられないところに瀧が声をかける…「あの俺君をどこかで」
三葉が泣きながら「私も」
瀧も泣いて「君の名前は」で終わります。
ラストもすごく綺麗でいいですね。
中盤からの展開から後半までずっと泣けるシーンが続いていい意味で辛かったです。
忘れちゃう切なさや忘れられないほどの体験。
記憶が忘れても心は忘れない。
物語で描写不足、無理矢理なところも多少ありましたがよくこの尺で収めたなと思います。
すごく感動しました。
星を少し下げたのは無理やりなところも多少あったのでその分です。ご了承を。{/netabare}