ウェスタンガール さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
NRA推薦?
最終回を観終わって思い出したこと。
あぁ、これは、全米ライフル協会(NRA)のスローガンのことだと。
『銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ』
それにしても、この作品には原作者の偏愛が詰まっている、いや、溢れ出ている。
ふんこ(FNC)はスケルトンストックだからTバック!標準のアサルトライフルより重めなので・・・。
いちろく(M16A4)は実戦で鍛え上げた努力家ではあるが、アーマライト社からコルト社へ養女(製造権移譲)に出されたひねくれ者。
しぐ(SG550)は言わずと知れた永世中立国の雄。
える(L85A1)については、もう一人の主人公であろう。ポンコツではあるが、ジョンブル魂の持ち主だ。
ラストの活躍には溜飲が下がる思いであった。
加えて、撃ち続けたあとバレル(銃身)に水を掛けるシーンにはノックアウトだ。
でも、変形起こすからダメですよ。
それと、“える”は、自衛隊の64式とキャラが被るのだ。
ろくよんちゃん(?)もまた、重い、ジャムが多い、部品の脱落も多く、いつも黒テープでぐるぐる巻きと言った始末。
聞くところによると実弾訓練中に動作不良を起こし、隊員が口機関銃で代用したとか、しないとか。
「撃て!」、「ダダダダダ!」。
子供のころ銀玉鉄砲でよく遊んだなぁ・・・。
最後に、サコ(Rk95)の変態さには大分引いたぞ。
彼女ははカラシニコフAK47がルーツである。これは観るものに不安を与えるという意味で面白い。
言い出すときりがないが、銃は生まれも性格も千差万別、作者にとって擬人化は自然な流れといったところか。
因みに、エルフの国フィンランドは、独立を保つために苦難の歴史をくぐり抜けてきた。ドイツとソ連の狭間で冬戦争、継続戦争を戦い、独立を守った誇り高き国だ。今は西側に近いが、NATOには加わっていない。