すかり さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
私の心は動かなかった
イマイチでした。
冒頭で奇跡の7分間、奇跡の7分間ずっと言われていたので気になって観ていたのですが、残念です。ただのネタバレにしか思えなかった。
なんかあると思ったのに何もなかったです。
その奇跡についても、ラストの語りで『え、そんな話だったのか…』と初めて気付かされました。
その奇跡とは{netabare}「火星のアーティスト全員で歌う」ということじゃなくて「歌は人の心を動かす」ということ。{/netabare}
うーん、なんか腑に落ちない感じ。
この結末なら、もっとキャラ一人ひとりに時間をかけて欲しかったです。
後半は特に『はい次のキャラ、はい次のキャラ』と登場人物が入れ代わり立ち代わりで、社長だろうが大物アーティストだろうが、すべてのキャラの印象が薄かったです。
大物アーティスト達は、キャロル&チューズデイが有名になるためのツールにしか見えず、その大物達に共感できる時間が全くありませんでした。
この大勢の薄いキャラの心がラストに動いた所で、私と物語の思惑にズレが生じその奇跡に気づけませんでした。
作画と音楽は良かったんですけど、物語とキャラの薄さが気になりました。
未来、火星、AI、政治など色々な要素もありましたが、この物語には必要なかったように思います。