北山アキ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
カルトvsカルト
原作は3巻まで読んだ(無料だったから)
最後まで観て
結局、公務員と宗教の2つのカルト陣営の退屈バトルになった。
消防官側をカルトに見せないよう頑張ってるつもりかもしれないけど、
主人公をはじめキャラの詰め物がスカスカだから、
結局ヒーローボールカルトにしかなっていない。
一般人からの視点があれば状況やキャラがより客観的で立体的に見えてくるんだろうけど、それが無いから能力者カルト内の内ゲバにさえ見えてくる。
シリアスは下手そうだからコメディに振り切ったほうよいのでは?
8話まで観て
OPとEDは最高。
音だけ聞くとそんな最高と思わないけど、画があると最高なのは画の力だろう、
世界設定はオリジナリティがあって新鮮。
宗教も邪教カルトや異能の源泉一辺倒の描き方ではなく、近代宗教的に機能している面も描いている。
でも、ストーリーは、うーん。
公権力が能力者を消防官の身分保障のもとに囲い込むのが結構上手くいっているようで、よく分からないけどバトル狂が暴れているよ、って展開にはなっていない。
けど、「ヒーロー」連呼すれば説明がつくってもんじゃないからな。
たまきの泣き顔はマンガじゃできないアニメならではの表現で、おーっとなった。