テナ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やっぱり素敵な作品でした^ ^
姉妹ので姉が前半、妹が後半と言った感じです。
内容なんですが中々いい話しです。
テレビ番だと直接的な感動を伝えてきますが今回は、深い中に感動がある気がします。
捉え方は個人差があると思いますが、映画を見ながらキャラの表情やセリフにしっかりとした意味が有り、それを深く自分なりに考えてみると何だか泣けてきたりします^ ^
他はエミリが最初は少しウザがり才能に嫉妬するけれど、後に一緒に居てお互いを知って行って友達になる展開とか少しリアリティあってよかったです。
人って最初は何も知らない同士だしお互いに少し敬遠しちゃったりする事もあれば友達や家族や恋人に嫉妬しちゃったりそんな経験は誰にでもあると思うんです。
それでも一緒に時間を積み重ねると友達になれたりもするし、ヴァイオレットにもいい友達ができて良かったです^ ^
お互いに初めての友達(´艸`)*
初友^ ^
そんなエミリにもヴァイオレット帰宅後に友達ができます。
これは本当によかった^ ^
エミリは家柄がと牽制してましたが、友達って何かあるから友達じゃないと思いたいです。
友達ってメリットがあるから成るものじゃないし、友達ってなりたいからなるものだと思うし思いたいですw
そうそう、エミリは妹に手紙を書きます。
ヴァイオレットの手紙書くシーンすごく好きww
手紙の宛先は妹へ…最初妹を見る感じ馴染めてなくてすごく寂しそうに見えたんです。
お姉ちゃんの手紙を開けるとたった一言の魔法の言葉…
短い文章でしたが、そのたった短い一言はきっと、世界で一番長く暖かいメッセージ。
お姉ちゃんの回想エピソードで、妹は大好きな姉と無理矢理引き離されて泣いていました。
お姉ちゃんからすれば妹には元気に幸せに過ごしてもらいたい…だって血は繋がってなくても大切な家族だもん。
このままなりどうなるか判らないし幸せなってくれるなら悲しても…
でも、妹からすれば、幸せはそこに既にあって…お腹一杯ご飯を食べられなくても…喉を、満足に潤す事が出来なくても、ボロボロのお家でもいい…一緒にお姉ちゃんが居てくれたら幸せだったんだと思います。
そんな事を考えてしまったからか…最初に手紙が届けられた時に何だか寂しそうに他人を避けてるように私には見えたんです。
ただ、短い魔法の言葉には妹の目に希望の光を与えました。
エミリはヴァイオレットに自分何も妹に与えられなかったと話していましたが、この瞬間に妹に希望と夢を与える事が出来たのではないでしょうか?
後半はこの妹がバイオレットを訪ねて来ます。
理由はお姉ちゃんと一緒にヴァイオレットも妹に困ったら訪ねてくる様に手紙を出していたからです。
妹はお姉ちゃんの手紙をキッカケに郵便配達の仕事をする事を夢見ます。
そこで、配達を始めるのですが…彼女は字が書けないで、読めないのです…そこで文字を教える事にしたヴァイオレット^ ^
ヴァイオレットと一緒に配達行くシーンは凄く微笑ましいですw
中でもお気に入りのシーンはエレベーターのシーンw
この時代のエレベーターってこんな操作難しいんですねw
ドラマや他のアニメでも出てるの知ってましたがハンドル回すシーンとかはないので今回ヴァイオレットのハンドル回すシーンは新鮮でした。
そして、いよいよ、ヴァイオレットが動きます。
お姉ちゃんに手紙を書こうと。
でも、妹は字が書けない…少し躊躇う姿にヴァイオレットが手を差し伸べる。
3年越しのお返事。
しかし新たな問題が発生…なんとお姉さんの宛先が解らないのです…
ここからが郵便配達員さんの出番です!
見事に宛先を突き止め妹を連れ手紙を渡しに行きます。
しかし手紙を渡すだけど姉妹は再会しません。
だって、まだ再会出来る自分にはなってないから…今回は手紙を届けるのが仕事だから…いつかお姉ちゃんの前に立てる自分になるその時まで。
妹の手紙を読んだ彼女は泣き出してしまいます。
妹が立派な手紙を出せるくらいに成長してるから…そして、妹は決意します。
立派な配達員になる事を。
今回は最初でも書きましたが細かな所まで考えると深い中に感動が見えてきます。
京アニは今も大変な時ですが、今回の外伝もかなり出来がよくていい仕事をしてるなぁ〜と感じた作品でした。