稲葉姫子 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:----
評価が難しい作品・面白いの?・わからない
TV放映時に2話で挫折して、久しぶり見直してたら一日で見終わりました。
挫折時に評価していれば2.5とかの低評価だったかもしれません。
一日で全話見たのだから、面白かったのかといえばYESとは言えないものの、
NOとも言えない摩訶不思議な気持です。
リアリティがないサラリーマン
これは以前にも感じましたが、会社勤めとしてメインキャストの4人はお気
すぎます。クライアント、上司の影が一切なくただPCに向き合っているだけ
です。どうしても会社にいる感じがしないのです。会社の中も、飲み屋の中
も、自宅もあまり雰囲気が変わらないのです。
ヲタクに恋は難しいか?
タイトルはヲタクに恋は難しいですが、ちっとも難しくないじゃないですか。
ちゃんと恋してます。不器用でもありません。皆さんも言われているでしょう
が、そもそもこの4人本当にヲタクなんでしょうか。
それでも後半はストーリーになってくる
盛り上がりもない淡々とした無機質なストーリーも、後半からは感情という
ものが徐々に見えてきます。特に、9話「デートへ行こうよ! 」は心の葛藤
もあり神話にはほど遠いものの、ジーンとさせるものでした。EDも9話用の特
別バージョンでよかったです。
原作もきっとこういう感じなのでしょう。この緩い感じがいいと思える人も
いれば、話といえる話がないことに物足りなさを感じる人もいるでしょうね。
作画は基本いいのですが、引いた時など?と思えることがたびたびありました。
作監の人もわかっていたと思いますが、リテイクしいる余裕などなかったので
しょう。
私が今回見れたのは、小柳花子役の沢城みゆきさんの存在が大きかったのかも
しれません。小柳花子の言い回しで、私のネームになっている「ココロコネクト」
の稲葉姫子を連想させる話し方がたびたびありました。
円盤の売上からしても失敗作だったのかもしれません。
でも社会人の皆さんは、終末にだらだら見るのにはいい気分転換になると思いますよ。