たんたんたぬき さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
おっさんホイホイ
2期やるので思い出した。かなり面白かった。高い評価するのは大体感動したとかになりやすい。それは多くの人で同じじゃないか?と思う。ただ私の場合ほとんど発生しない。これはよりもいでも書いたと思う。最近は私は泣く系のが駄目なんだなと思ってる。涙腺が硬いというのか。個人的な部分が強い。
これは涙ぐんだり素直にいろいろ感情が動いた。しかも最近恋愛物が苦手になってる。ゼロ年代に見すぎたせいかも。その2つが重なったのに楽しめた。これは多分このアニメがおっさん向けだからだと思う。よりもいみるとそれを強く思う。あれが若者向けだとは言わないけど、登場人物に重ねるものがない。
これも確かに子供なのだが、時代が古いんだ。多分ノスタルジーがキーじゃないか?と思う。ただそれだけじゃない、格闘ゲーにそれなりに当時やっていたのが大きい。ゲームがノスタルジーなのが良い。あの花もゲームしてたけど、ポケモンにピンと来なかった。個人的なものなんだけど、世代的に分かるよね?って部分で全くの個人的なものじゃないと思う。
人を選ぶと言うより世代をそのまえに選んでしまう作品だなと思う。やけに評価高い人いるけど、ピンと来ないと思った人は、世代が若いと多分それほど面白い作品じゃないと思うから。おっさん世代でもさらに人を選ぶ作品だからな。
人を選ぶのを前提で書くけど、やっぱ大野さんが良いね。そして3角関係に全くなってないのに日高が良い。
うーん、でもな確かにワンランクあげてるのがこの2人なんだけど、ベースのただ面白いって部分はハルオの格ゲーマニアな部分と、性格の良さだと思う。根本的な部分でゲームが無いとなりたたないのに、その上を漂ってる3人の人間関係が面白い。古い時代に焦点を当てる時、当時の流行と絡めた良くある描き方なんだけど。
この作品はそこがメインになってる。どっちかと言えば人間ドラマ、恋愛模様はサブになってる。そのベタベタしすぎないちょうど良い感じがまたツボになってる。ベタベタ、ドロドロが良いんだよって人には向いてないかもしれない。
ただ本当に詳しい人からするとマニア度が足りんとの事もあるらしい。私は、それなりに嵌ってたけど、常時ゲーセンに繰り出して対戦を繰り返していたようなゲーマーじゃない。だから私にはちょうど良い感じなんだよな。浅すぎず深すぎず。
この手の作品では多分異色の作品。多分それがゲームだからだと思う。坂道のアポロンも似てるといえば似てるんだ。ポップスやロックじゃなくてジャズってのが時代を感じさせるし。だがあの作品が恋愛よりもジャズだったのは男同士の関係を描くためで、女性作者らしい趣味が入ってるんじゃないかな?とか思ったり。
それでもやっぱどこかジャズに較べてゲームは馬鹿馬鹿しさがあるんだと思う。それをここまで描いてしまうというのが良い。多分Eスポーツなんて全盛期の時代にしたらこの馬鹿馬鹿しさは出せなかたっと思う。やってる事はEスポーツそのものだから。この馬鹿馬鹿しさが理解者が少ないって点で人を選ぶと思ってる。
最後に作画も高い評価になってるけど、私は基本ここは適当。でも今回はそうじゃない。これ3DCGにしてはかなり良いと思う。3DCGって悪く見られるけど、3DCGのトゥーンレンダリングがいまいちなのであって3DCG自体は金さえかければかなりすごいものになる。それがアニメにあってるか?は別だけど実写には多用されてる。
そのトゥーンレンダリングにおいては2Dの手書き感にまあまあ近いと思う。一番の原因はこの作者のキャラデザが原因だけど。それでも、物語を見る上で違和感をあまり感じさせなかったのが大きい。