O.Y さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
どちらかが犠牲にならないといけない残酷な運命は辛い アニメの視聴は必須[93.0点]
現在アニメ&劇場版の全てを4周視聴。
先に言いますが、1回観ただけではほとんど物語を理解できません(ある程度は理解できるかもしれませんが)。分からないところは動画や色々な人のブログなどで知識を補完しながら見ていくと良いでしょう。
本作の感想を簡単にまとめます。感想後にネタバレを含む内容に触れていこうと思います。
まあ、第一に「まどマギらしい展開、話の締め括り方だなあ」だと思いました。アニメを見ていて魔法少女系アニメに対する考えを何度もひっくり返されてきたが、今作でもそうだった。やっぱりよく作られています。あとアニメに比べて劇場版ということもあり作画に気合が入っています。演出は相変わらずです。まあ個人的に賛否両論ありそうなラストですのでそれは各々で楽しんでもらえればと思います。
以下項目別採点と考察、ネタバレ含みます。
{netabare}
【項目別採点 100点満点】
・物語[92.0]
設定の複雑さこそあるもののよくできていました、1回観ただけでは分からない面白さが詰まっています。
素晴らしい完成度でした。
・作画[94.0]
アニメよりやはりレベルが上がってます。というか動いているというよりは綺麗になりましたね。ちょっと不気味さは半減していますが…、ほむらとマミの戦闘シーンは凄かったですよ!
・声優[97.0]
今作で特に評価したいのは暁美ほむらの声優の斎藤千和さんですね、アニメでもシーンごとで性格というかキャラが色々変わっていくにつれて演技もうま〜く変化してましたが、今作はバリエーションもさらに増えて良かったですね。まあほむらが軸の話ではあるんで。その他もかなり良かったです。
・音楽[96.0]
感無量です。ケーキの歌はよく分からなかったですけどw、まああそこは数少ない癒しゾーンだったので気にしないことにします。OPのカラフルと最後の方のバトルシーンの挿入歌のmisteriosoはドンピシャでした。
・キャラ[90.0]
キャラはアニメとほとんど変わらないので評価はあまり変わりません(良い意味で)。百江なぎさは良かったですけどw、杏子とさやかの仲良しな様子がたっぷり観られて大満足でした。
・総合得点[93.0]
自分からしたら良いイメージが強いです。アニメをしっかり理解できて楽しめた方は是非見るべきだと思います。
【考察】
さて今作で気になった点や良いと思った点について具体的に、こちらも盛大にネタバレありです。
まず普通にまどかの家におけるシーンがありますがいきなり???ですよ、アニメではまどかが円環の理となって概念となってしまい、みんなからその記憶はきえてしまった…のではないのか?まあこう思う人がいるかもしれませんが、まあちょっと待ちましょう。
次にフツーに杏子がまどかの学校に登校してるのだが…、この辺りからこの世界線が色々おかしいと思い始めましたね、そしてほむらが転校生としてやってくると…(しかも眼鏡ほむの状態で)
設定上、まどかがアニメラストで願った願い
「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で」
劇場版の世界では願いの通り、「魔女」という存在はなく、代わりに「魔獣」という存在があり、それを魔法少女達が倒していくという構図に変わっていた(アニメ本編最後で言及あり)。
そして魔法少女はソウルジェムが濁りきってしまった際は、円環の理(まあ言っちゃえばまどか)に導かれて魔女になる前に救済され消滅する。そして素敵なお国へと導かれていく…(叛逆の物語冒頭の内容から引用)というシステムが完成していた。
というわけでこの叛逆の物語はアニメの続きともいえるのだが、まあまどかの存在は置いておこう。ほむらが転校してきたことで三滝原には5人の魔法少女が揃ったことに、序盤は5人で魔獣をやっつけていくのが中心となる。そんなに鬱な展開ではない。ただ色々引っ掛かった感じで見ていた。
早々にほむら転校後1ヶ月が経つことになるが、ほむらは異変を感じ始める…
※続きは後日更新
{/netabare}