退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
世界に訴えかける作品
大戦終戦後40年、イギリスの片田舎で年金生活を営む老夫婦。世界情勢の不安感による戦争勃発、政府の指示によるシェルターの作成と家事を気遣う日常の夫婦会話の最中、ラジオから流れる核爆弾飛来の緊急放送。
シェルターへ駆け込み一命を取り留める老夫婦、爆風によって荒れる室内、空を覆う厚い雲。お互いの体調不良を気遣いながらの日常の夫婦会話、政府の支援を待つ二人だが、放射能により蝕まれていく身体は次第に衰弱の一途を辿る老夫婦…
本作は1986年米ソ冷戦末期のチェルノブイリ事故の年に制作されたイギリス映画。
反核を強く訴えている作品ゆえ、全く持って救いの無い内容で敢えてそちらに増幅させる演出ですので、観る人、タイミングによってはかなり厳しい内容になっています。
日本語吹き替えに老夫婦役を、
森繁久彌さん
加藤治子さんが演じています。
主題歌は、
デヴィッドボウイです
本作は感想不要のずっしり重たい作品です
世界中に住んでいる方々が、放射能知識の必要の無い世界が続くことを願うばかりです。