プクミン さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一気に見ようとすると、リタイアしそう
2クール全26話。
原作は20年以上前のものらしい。
そのため作中では、色々と古い感じのものがまあまあある。
・携帯電話が無い
・ネットが無い
・全体的に古い雰囲気
【あらすじ】
父親が謎の失踪をした後、主人公に『リフレクター・デバイス』と手紙が届く。
それはセーブ&ロードが出来るアイテムだった。
そして街で起きる様々な事件と『剣ノ岬』で起きる、謎の落雷事故。
今、主人公有馬たくやの長い旅が始まろうとしていた。
…みたいな感じだったと思う。
【内容】
登場キャラが多くヒロインっぽいのも多い。
大体3話ぐらいで、一人のヒロインとそれに関連する人と共に行動したり、敵対したりして1セット。
各ヒロインに関わる物事に対し、未解決のまま次のヒロインに行く事も多々あるため、不完全燃焼のまま物語が進む。
どうやら並列世界に自動で移動するのだが、この仕組みが良く分からない。
リフレクター・デバイスにセットする宝玉を集め、主人公はそのまま異世界へ。
【感想】
「よくわからなかった」
まずはこの一言。
話が進めば、どこかで話が繋がって分かるかなぁ~?って思ってみていたけど、分からないものは分からないままで終わってしまった。
ヒロインは多いけど、一度その人に関する話が終わると、途端に出番が激減してしまい、キャラの魅力が上がりきらなかったのは残念。
全体的に主人公と他キャラとの絡みが淡泊に感じた。理由は、リフレクターデバイスという、失敗してもセーブした時間に戻れるせいだろうか?
そして何度でもやり直せるためか、主人公は考え無しに突っ走る事が多々あり、見ててイラッ☆彡とする事も。
【ここが不満】
{netabare}
1.有馬 亜由美(父親の再婚者)
何度も自殺、メンタルの弱さは折り紙付き。なのに最後は異世界で『神帝』とやらになって、凄い立場の人になっていた。
2.波多乃 神奈(外見が変わらないクラスメイト)
実年齢不明だが、異世界から来た人の血を受け継いでおり『超念石』が無いと死んでしまうらしい。
そんな彼女を救うために主人公は異世界へ行くのだが、主人公は彼女の事を忘れているのか、異世界でハッピーライフを送る。
一応全てが終わって『超念石』を手に入れ、彼女が倒れた時間に移動し助けるが、そこが淡泊で感動も何も無かった。
3.一条 美月(主人公の元交際相手?)
『龍蔵寺』というラスボスに操られ、主人公に襲い掛かる。
何度やっても彼女が救われる世界が無いのが不満。
ついでにこのキャラの重要性ってどのぐらいあるの?
4.武田 絵里子(担任)
その正体は『次元監査官』という、未来の人。
もうね、未来からっていう設定で全てがおかしくなった。
リフレクターデバイスで時間を逆行したり、並列世界を移動したりというのが、しょぼく感じてしまう。
しかもこの人、『龍蔵寺』の中にいるA級なんちゃらを捕まえるために来たのに、ほとんど役立たず!!
5.有馬 広大(父親)
君、世界移動の度に出て来たけど、結局なんだったの?
もったいぶった喋り方がダメ。
さっさと答え教えて。
6.島津 澪(金持ちのクラスメイト)
君は良かったよ。
7.異世界(いせかい)
そこの住人の外見は、エルフのように耳がとがっていて、幼少期の成長速度が主人公達人間と比べ4倍!!
それは別にいいんだけど、昔々、地球がヤヴァイ事になりそうだったから、地球の一部を切り離し、宇宙へと逃がした。
これが分からない!!
地球とこの異世界は両方同時に存在しているの?
しているなら、普通に天体望遠鏡とかで見つけれるよね?
完全に別世界で地球は消滅した世界でのみ存在していたとしても、星として成り立たないはず(星の核になるものが無い)。
重力とか空気とか、そういうところまでは突っ込まないけど、かなり無理があるね。
{/netabare}
【総評】
過去に戻る、並行世界へ移動する、そういった作品は特に珍しくない現在、この作品の設定や世界観が、とても古臭く感じてしまう。
毎週だったから見れたけど、これがもし未だ見ておらず
「よ~し、アニメが完結したから1話から26話まで観よう!」
となると、途中でリタイアしそう。
昔は話題になってたっぽい作品らしいけど、流石に元が古いせいか、20年以上過ぎた今だとキツイ。
正直、人にオススメ出来るものでは無いかなと思いました。
【おまけ】
タイトルの意味が、最後まで分からなかった。