ウェスタンガール さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
愛のベクトル
軽音部を支点として全てのエピソードがゆっくりと、しかし彼女たちにとっては夢のように過ぎて行くのである。いつまでも同じ時間を過ごしていたいという涙は、見守る我々の、かつて経験したであろう、あるいはしたかった何かと重なる。
そして気がつけば、我々の愛のベクトルが同じ方向を向いていることを知る。
“けいおん”がアニメ史の中で一際輝くGEMとなった瞬間だ。
これはコミックまで読んだ数少ない作品の一つだ。
もう一度読み返しても聞こえてくる声は、紛れもなく彼女たちのそれである。
また、“ゆい”を通して歌われる“かきふらい先生”のリリックには何の外連味もない。
基本四コマ漫画なので、コンサートのシーンは描かれないが、コマの間からは“電波ソング”の名曲の数々が聞こえてくる。
“ふわふわタイム”、“ごはんはおかず”、そして“U&I”。
もう少し彼女たちと“ふわふわタイム”を過ごしたいなら、スピンオフの“けいおん! highschool”,“放課後ティータイム”のその後を見ることのできる“けいおん! college”がお勧めだ。
久しぶりの新作である“けいおん!shuffle”はアナザーストーリーだが、
かきふらい先生が体調を悪くされているそうで心配である。
(個人的な忘備録)
“ゆい”の人は、“このすば”の“ゆんゆん”、“レールガン”の“初春さん”、“無駄づかい”の“ロボ”、うーん、素晴らしい。