ひき さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ただのロボットアニメ、ではなかった。
あまり取り柄がなく、お弁当を作るのが大好きな女子高生、小日向満月。
ある夜のこと、
忘れ物を取りに学校へ戻った満月は不思議な世界に足を踏み入れてしまう。
そこは「グランベルム」。魔術師「プリンセプス」になることを望み、
少女たちがロボットを操りそして戦う世界。
そこで新月エルネスタ深海に助けられた満月は、自身も「アルマノクス」という
ロボットを操りこの戦いに身を投じる。
正直最初はロボットはズングリムックリで、
満月の「ホワイトリリー」に至っては最初は“カエル”にしか見えなかった。
そして「グランベルム」という世界もなんか陰気だな〜、と。
少女たちが「プリンセプス」の魔術師になるため、
いわゆるお宝を目指して争うだけのロボットアニメかな、と思ってました。
ところが、アンナがこの世界での“死”を迎えた後の
現実世界での変化にこの戦いの“重さ”を認識。
このあたりから段々と面白くなり、
満月の秘密が明らかになったことでこの物語の“深さ”を知り、
ますます興味が湧きました。
そして、なにより声優陣がとても豪華で名演技だったと思います。
特に前半は日笠さんの敵意と憎悪の演技に、
そして後半は悠木さんの狂気の演技に魅せられました。
ちょっと心配なのはエンディングでの新月。
あの転校生はだれ?生まれ変わった彼女だとしたら、
そうでないとしてもこの世界で生きていけるのか…。
でもコンビニで買い物してたし…。
とにかく、あまり期待してなかった分、
とても楽しませていただきました。