ハウトゥーバトル さんの感想・評価

4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

荒ぶって抗って飛べ！

視聴理由 岡田麿里さん

序盤 やっぱ学生だよね主人公

中盤 神曲

終盤 ああ。岡田麿里さんだ

この作品は「入ってしまった」少年少女の話
決してセクシーアニメではないことをここで約束する
ジャンルは学生・ラブコメ・思春期・青春
原作は岡田麿里さん。期待していい
ジャンルを見てもらえば分かると思うけど、少年少女の思春期に入った話です。思春期なんで性のことや恋について真剣に向き合っています。「思春期なんで」って言うのもあれか。

内容はかなりリアルです。しかし、リアルはリアルでも本当のリアルを書いてしまえばそれは面白い面白くないという以前に「アニメの必要ある？」という批判を食らうので、実際は有り得ない事なのですが、少女マンガなどでの恋愛とは何かが違うのです。
青春に荒ぶって荒ぶって荒ぶった挙句自分が分からなくなり、自分の意味不な感情に抗って抗って抗って。その結果は自分を理解(受け入れる)ことで解決します。いわゆる自立ですね。そこらのショーもないラブコメよりかは断然マシです。なぜならその作品らは「自分が変わる」という過程を疎かに書いているからです。(見た目の変化だけで変わった気になるな)

ここまで良い評価でしたが悪い所は「まぁちょっとやりすぎかなぁ」という感じです。あまりにも現実から逃げていないのでドロドロした感じがどこか感じられました。おかげで8話以降は息が出来ませんでした(大嘘)でもそんな感覚です。私はこういうのが結構好きですが、個人的には相性抜群というワケには行きませんでした。相性良好ぐらいですかね

1話で辞めてしまう方もきっと多いでしょう。決して小学生に見せられるものじゃありません。中学生ですらきっと危ういでしょう。高校生は…知らん。ともかく1話でダメならそこで切ってください。1話はまだ弱い方です。というかかなり弱いです。無理をせず相性が合わないなら「あ、私には合わないんだな」と感想を残しておけばいいのではないでしょうか。大抵岡田麿里さんはこんなのばっかなイメージがあるので覚えて置いてください

作画はよく、終盤の色彩などは目を見張るものがありました。心情描写や視線を故意的に指定の場所に誘導する映像技術も素晴らしいと思います。
opはHoneyWorks with Chico さんの「乙女どもよ。」神曲
edも作詞作編曲HoneyWorksさんでモモコちゃんの声を担当した麻倉ももさん歌唱の「ユメシンデレラ」良曲
声優さん達も役に合っていて、本当にその状況におかれた子供達が言っているみたいだった

総評 岡田麿里さんが好きなら文句なし。これぞ青春って感じ