ミュラー さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
難解なストーリー展開の魔法少女バトル
”グランベルム”と呼ばれる魔法少女達の戦いを描く。
美人な少女が登場するのに、操るロボット「アルマノクス」はなんだかほのぼのするような造形。それでいて戦闘はあくまで激しく。というか声優さんの絶叫が毎回聞ける。
まあ、このアニメにおける戦闘はおまけ的な描写でしかないだろう。
本作品は結局、グランベルムを主催するマギアコナトスの水晶と、
魔術を無くそうと頑張る新月&満月を軸としている。
不気味な超魔術師、水晶が登場人物を次々葬りながら進められ、最後は直接対決!
対決までのお膳立てはなかなか熱い展開でした。
とにかく難解。登場人物ははっきり話してくれないし、ちょっとしたワンシーンが伏線回収だったりする。
なので、ネット上の情報を補充しながらの視聴となった。
見る人の考察、解釈の余地が大きい作品は総じて傑作となりうるが、
本作はもう一歩だった気がする。この今一歩感は何なんだろう。戦闘パートかなあ。
アルマノクスの名前なんて、少しも覚えられなかった。Wikiを見たら引くくらい詳細な諸元が記載してあって、驚く限り。それだけファンがいるのかな。
ラストの転入生も結局誰なのか明らかにされず。
でもきっと満月で、新月のことは認識されないんだろうと予想してます。
なんて残酷。水晶もどこかで存在しているのではないかしら。
エンディング曲を聴きながら、色々と思いを巡らすのが、このアニメの楽しみかと思います。
キャラの中では水晶が好き~。
ちなみにこの物語の根幹に「月」があるのだけど、月って自分では光らないよね。月を照らす太陽の存在って、あるんだろうか?