ツークツワンク さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
予定調和のオチ
お互いの好きな相手が付き合っているので代用として彼氏彼女の関係になるという分かるような分からないような純文学系の物語
クズの本懐というタイトルだけど別にクズばかりが出てくるような物語でもなく、強いて言えばクズは女先生くらいなもので、女同士の足の引っ張り合いをするようなドロドロもあまりない
序盤の濡れ場で視聴者を釣ったものの出落ち気味で後半になるにつれて尻下がりに面白さが全く無くなった
セックスと心情描写が殆どで特にキャラがアクションを起こすわけでもないので中盤~後半にかけてのストーリーが冗長
純文学を12話のアニメに落とし込むのはダレるので、劇場版とかの尺でやってくれた方が良かったのではないだろうか
盛り上がる場面としては女先生が実はビッチだったというところなんだろうけど、ビッチであることをもう少し引っ張っても良かった
ビッチ先生の心情場面は割と好きなんだけど中盤に全ての心情をネタバレするせいか後半は特に心情描写について感じることがない
安易に心情描写しないで最後の最後まで何考えてるのか分からない部分を引っ張って絶望に落とすくらいの方が盛り上がったんじゃないかな
W主人公的な感じで花火と麦の話が展開されるんだけど、花火が早苗を利用して罪悪感に目覚めるのと、麦がモカを振って罪悪感に目覚めるって話の骨格がだいたい同じなのでここら辺も冗長だったりする
同じような話を2回されても疲れるだけ
登場人物の関係図も花火と早苗&従妹、麦とモカで完結しておりキャラ同士の交わりによる化学変化がないのでキャラに魅力を感じる場面が無い
ビッチが清らかな心に触れて改心しましたって何の捻りも無いオチには絶句
落としどころはそうだろうとは思ってたけど視聴するだけの時間を無駄にしてしまった