haiga さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
やっぱファンタジーって良いですね!!
今観終わりました。とても面白かったです。
私はファンタジーが大好きです。特に剣と魔法のファンタジー。
昔の話ですが、小学生くらいの時。本を読むのが好きだった私は、近くに出来た大きな本屋に無けなしのお小遣いを握りしめ向かいました。でも手持ちは400円程度。殆どの本が買えません。
その中で出会った1冊の角川文庫。表紙には当時ガンダムのキャラデザをしていた安彦良和氏の絵で、黒髪の美少女を抱き抱え、剣を天に掲げる勇ましい男の表紙。なんと値段は340円。
予算内であり、当時安彦良和氏はアリオンと言うファンタジー物の映画のキャラデザもされてましたので、(アリオンのヒロインの長髪1本くびりのデザインは至高です!!)黒髪の美少女と剣を持つヒーローの表紙に惹かれてその小説を買いました。小説の名前は「異世界の勇士」作者はクラッシャージョウを書かれていた高千穂遥さんでした。
物語は異世界転生した高校生が異世界の姫をまもるために闘うオーソドックスな話ですが、飛行挺や光線銃とかも出てきて色々ごった煮で楽しい作品だったと記憶しています。よくよく考えると昨今乱立する異世界転生物小説の走りになった作品ではないかと思います。
それ以降ファンタジー小説にハマった結果、異世界騎士カズマシリーズやロードス島戦記、リーンの翼、海外の小説でリフトウォーサーガとか魔法の国ザンスシリーズなど色々なファンタジーを読みふけりました。(マイナーな作品だらけですいません^_^;)
で、最近はファンタジー物と言ったら小説家になろう原作の異世界転生ファンタジーがメインとなっていて、コンプレックスを抱えてる少年が異世界で無双したり、女の子とキャッキャウフフする作品が多くなっているように思えます。
でもこーいうのじゃないんだよなああってフラストレーションが溜まっていたんですが、この聖剣の刀鍛冶を観て久しぶりにファンタジーらしいアニメ作品を観れて満足出来ました。
前置きが長くなりましたが、この作品は騎士としての志しは高いが実力の伴わない女騎士セシリーと、深い後悔の中復讐にもがく刀鍛冶ルークの物語です。正直雑なとこや、アラもあり、ワンクールで物語も描ききっておらず中途半端に終わりますが、とにかくキャラが良かったです。私は5点を付けちゃいました。
セシリーと魔剣アリア、ルークと魔族の少女リサの関係性が最高でした。特に真っ直ぐで男前なセシリーは素晴らしいキャラだと思います。
女主人公が美少女に変幻する魔剣アリアを使うのも斬新ですし、殺す事しか出来ていなかったアリアを友人として認め、共に闘うセシリーはとてもカッコよかったです。
ルークのキャラデザもNARUTOのサスケっぽくてめっちゃカッコ良いですね。和風のデザインはとても良いです。最初は冷たい感じなんですが、実は熱い所があるけど素直じゃない不器用さがとても良かったです。続編アニメが無いのが残念ですが、小説が原作みたいですので探して読みたいと思います