dakiramk3 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
結局微妙という他なし
序盤は、高校生にしてはやや初な主人公たちの、性と清らかな恋愛との間の微妙な感じの、すれ違いやら暴走やらで楽しめたが、後半になるに従ってやや青臭すぎる行動などが目に付き始めた。
それはそれでいいのかもしれないけど、結末のどちらかというとボンヤリした感じがどうしても今までの岡田氏が手がけた作品……特に『あの花』を視聴した際の、最終話までのワクワクと、最終話まで見た後のなんともいえない脱力感、無常感、モヤモヤ感まで蘇ってきてしまって……この作品としての一応の結末が出ていることは出ているんだけど、それでも……こうやって文章を書いている人間が言ってはいけないことなのかもしれないけど、それでも……言葉に出来ない……がっかりした気分になってしまったこともまた事実。
ではせめて何処をはっきりしてくれれば良かったのかと自分なりに愚考してみると、菅原氏と桃子の関係かなあ……同性の『そういう』関係は許容されるのか、あるいはされないのか……とか。部長とかカズサと泉の関係はオチがついたので、その中であぶれた……と言ったら失礼になるかもしれないが、その二人が作品内でどういう扱われ方をされるかで、作品のメインテーマであろうと思われる青い性から外れたものが如何ほどの比重を持って描かれていたかを知ることができたように思え、それがあって初めてすべてのキャラに救いを用意されたと言えるのではないか……いやされたからって作品の本質には関係ないかもしれないし……うーん……