fuushin さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
畳上の春風。
原作は未読です。
見慣れないジャンルで、初めのうちは『これ、観続けられるかな?』でした。
扱う題材は、マイナー。
キャラは、女子向けのデザイン。
そしてあるある系・・。
特長はどこ?
オリジナリティーはどう?
琴線に触れるものはある?
・・・で、見つけました。
ギャップ感が生み出している強靭な物語に見つけました。
千早の強烈なパーソナリティが、これまた個性ゆたかなメンバーを見つけ出してくるのです。
このフロントラインが、どのような化学変化を起こし、唯一無二の展開を魅せるのか。
扱う題材は、目新しい。
キャラの役割りが、面白い。
あるある系? いいえ、大転換です。
オリジナル性は、1000年の歴史に裏打ちされていました。
精進と鍛錬に向き合う一生懸命さは、私の見知らぬ世界の扉をぐいぐいと開いてくれました。
なによりも、百人もの歌人が、揺るぎないバックボーンとなって、5人の取り手の大応援団になっていました。
ああ、これは圧倒的に魅力的なのです。
それだけでも満腹なのに、チーム戦という青春要素を、綾に錦に織り込んでくるものですから、もう十二分です。
1000年の春の風を、畳上の競技に乗せて、全身全霊で表現するセカイ。
そんなゲーム、世界の何処にもないでしょ。
ほんとうに、脳が痺れました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作が、皆さまに愛されますように。