koaki さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
愛と虚しさと哀しさと・・・曼殊沙華のように・・・
人食い鬼と人間の戦いならば、ありがちなんだけど
そこに鬼にされた妹を人間に戻すという目的を与え
妹は人を喰らいたいのを精神力で抑え込み兄をも守る。
この兄妹の絆が美しい!
更に、人を喰らう鬼にさえ、忘れていた想いを振り返らせる。
これが本当に切なくてウルっとするんですよね。
19話がスゴイというレビューを読んでいたので
期待大で見ましたが、確かにスゴかったぁ。
で、最後、やはりウルっとしました。
実は、好きなのは21話。
炭治郎が冨岡 義勇に言ったセリフなんです。
殺して終わりじゃないという、炭治郎の姿勢と
優しさがにじみ出てます。
そしてEDに入る時の最初の絵が曼殊沙華なのがお気に入り。
彼岸花・死人花・地獄花・剃刀花・・・色んな別名があるけれど
赤い花で一番好きなのが曼殊沙華
線香花火のように、儚く可憐で美しいけれど、
その実態は火であり、燃えている。
花言葉も、情熱/あきらめ/悲しい思い出/思うはあなた一人
あきらめも、諦めではなく、仏教では、真実とか悟り。
残された人の心を癒すという優しい言葉でもある。
そして全ての部分に毒がある(特に球根)。
色んな意味で、この物語に相応しい花だと思ってます。
久しぶりに面白かったです。
早く続きが見たいぃ~