「放課後さいころ倶楽部(TVアニメ動画)」

総合得点
68.0
感想・評価
289
棚に入れた
924
ランキング
2264
★★★★☆ 3.3 (289)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.3
キャラ
3.3

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ボドゲにスポットを当てたJK日常系だけど…

詳細は公式でも。

京都のJK3人が、ボードゲームショップで、実在する
ボドゲで遊んで紹介していきますよという
「ハイスコアガール」の向こうを張るアナログゲーム
好き向けの日常アニメのようですね。
ま、どっちの作品にも「大野さん」いますけどw

作画は初回でもあり良好。
ストーリーは普通かな。これからの展開次第。
もう少し日常アニメ的なふわふわ感を出したら
いいのにという印象です。
少しボドゲにシリアスすぎる感じがしました。

それにしても京都が舞台。できれば京アニが
制作してくれたらなあと思ってしまいましたね…
ってライデンフィルムって京都にもスタジオあった
んですね。

=====第2話視聴後、追記です。

うーーーーーーん…
いや、アニメキャラに男子が要らないとか暴論は
言いませんよ。言いませんけど、この作品に、

田上は要らねーーーーー!!!

要らねえなあ。いいんだよ、この手の作品は女子
オンリーの日常系で。
マジ要らない。しかも金髪ツンツン髪の、うるさい
男子キャラは。いやあ、かなり後退しました。

ゲッサンという少年誌だからかな。
いや、マジで田上要らない。ただ、次回予告を見る
限り、ゲスト出演なのかな?
まあ、店長も初回だけだったし、ボドゲで3人は
足りないからなのかしらね?

=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
縁の下に隠れた猫に困っていたおねえさんと出会い、
おびき寄せて捕まえたら「猫マスター」の称号を
もらった美姫。そして綾の家でボドゲをやろうと
集まったところに現れたのは、さっきの猫のおねえ
さんで、実は綾の実姉・花でした。

花の友人というヤンキー娘・京子は、かつて美姫と
出会っていたようで…。
{/netabare}
というお話です。

今回のボドゲは、お宝争奪チキンレース「インカの
黄金」というゲームでした。
コレ自体は面白そうではあるのですが、このアニメ
では、まったく面白そうに見えないという。
なぜなんでしょうね。端折りすぎだから?
今回も、“狂犬”京子とのチキンレースバトルが、
ぜんぜんハラハラドキドキしないし。
まあ、そういうスリルを求める作品じゃないのかも
しれませんけど、それにしてもなぁ…。

この作品の致命的な欠点は、そのボドゲが楽しそうに
見えないところ。もう少し、演出的な工夫があっても
いいんじゃないかという気がしていますね。

あとは、美姫がどうにも引っ込み思案過ぎて。
今回、過去にいじめに遭っていたという重い内容を
持ってきました。ぽわぽわ日常系なのに?

ちょっとね、観ていて癒やしも爽快感も無いんです。
次で判断します。

=====第4話視聴後、追記です。

う、う~ん……。
生徒会副会長の渋沢蓮が、翠を文化祭の手伝いに協力
させようと店に来て、4人で「ニムト」というカード
ゲームで勝負するって話なんですが…

まずもって、蓮がもう自分勝手で魅力のないキャラで。
そして、これはあれかな。メインヒロインというのは
特になく、3人が同格ってことですかね。
今回は翠の掘り下げ回でしたと。

で、公式サイトを見ると、キャラ紹介に蓮はいない
んですね。つまり、今回だけのゲスト。前回の京子と
花もそういうことですね。でも、田上はちゃんと
出てるから、これからも絡むんですね。

一向に面白くなってこないんですが、来週に登場する
エミーリアが最後にちらっと出てきたので、どんな
感じになるのかね。来週で判断します。

=====第5話視聴後、追記です。

美姫の叔母さんが女将をしている金沢の旅館に
遊びに行くことになった3人。金沢観光したり、
旅館の豪勢な料理に舌鼓を打ったり。
そして今回は「ごいた」という石川で遊ばれてきた
将棋の駒のようなものを使ったゲームで遊びます。

海に行けなくなって駄々をこねていたタカシ少年を
交え、美姫は過去のトラウマを払拭するという
お話。

あるえ?
前回ラストに出てきた金髪美少女のエミーリアは?

なんていうか、これはあれやね。ボドゲ版の
「ラーメン大好き小泉さん」ですね。
それならそういう感じで観ていけば、こんなもんだ
と腑に落ちることも可能です。
今回の話は悪くありませんでした。継続できそう。

=====第6話視聴後、追記です。

翠が作ったゲーム。でも、未完成だからと誰にも
プレイさせずにいたら、店長の旧友でアメリカの
新興ボドゲ会社の代表・ジョージに、そのゲームは
ババアになっても完成しないと言われてしまいます。

そこで翠は徹夜で仕上げ、美姫と綾に試遊して
もらいますが、課題点が浮き彫りになって…

というお話。

おやおや?
前回あたりから右肩上がりに面白くなってきました
ね、これは。こういうのでいいんですよ。
ちょっと評価を上げました。これはなかなか。

=====第7和視聴後、追記です。

と、前回で評価を上げたわけですが、今回はえっ?
と声が出るほど出来の悪い回だったかなと。
{netabare}
前半は“狂犬”京子といきなりバイクでツーリング。
「もんじろう」という文字のサイコロみたいな
ゲームで河原で遊ぶわけですが、ディスり合いから
の褒め合い。いったい、どうなったら勝ちなのか、
終わるのか、本人たちもわからないという。{/netabare}
ここの作画が、かなり微妙でしたね。

後半は学園祭に向けた話。{netabare}
美姫たちは出し物として「ボドゲカフェ」を出店
したいと生徒会に申請します。クラスの出し物とは
別に出すということですが、副会長に理由もなく
却下されます。その理由が最後まで明かされない
ので、単に翠が生徒会に入らないからという
逆恨みでしかないということになりますね。

で、申請書を見た生徒会長が興味を示し、ボドゲ
ショップに来て4人で「祭っぽいボドゲ」で遊び
ます。この人が生徒会長だったということに
気づいていたけど知らないふりをしていた翠。
で、面白さを知って出店を許可するという。
{/netabare}
なんというか、すごく乱暴です。
行動原理が理解できない。せっかく面白くなりかけ
ていたのに、かなり雑な造りだった感じで、急降下。
う~ん…

=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
Aパートは、いよいよエミーと友達になります。
同じ高校だったのねということで、その流れで
Bパートは学祭のボドゲカフェ。
副会長の蓮の差し金で、人の集まらない旧校舎の
二階に場所割りされましたが、学祭SNSでエミー
も含めて4人でメイド服着た写真を上げたら、
人がたくさん集まりましたよと。
で、生徒会の面々と剣道部のイケメンを交えて、
ドブルというゲームで遊びました。
ボドゲカフェは大成功でめでたしめでたし!
{/netabare}
というお話でした。

なんとも浮き沈みの大きい作品ですよね。
今回はとても面白かったです。
この話がアベレージになれば、けっこう良い作品
になると思うんですがね。作画もかなり安定して
いましたよ今回は。

なんだろ。何話ごとに班で分担して作っているの
でしょうか。話ごとに出来不出来の差が非常に
大きい感じですよ。

=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
翠が自作したゲームでコンペに挑戦する覚悟を
決めます。そのために、美姫と綾、エミーに試遊
してもらうのですが、何が足りない。
それに気づいたのは、父親の会社で部下のサカモト
と話した「好きなことを仕事にする」ということ。
自分のやりたいことを詰め込んで、思い通りの
ゲームが完成しましたよ。
{/netabare}
というお話。

なんて言うのかなあ…
瑣末なところだと、翠が家具商社の社長令嬢という
のは良いとして、社員のサカモトをまるで執事扱い
という。なんかベタなキャラ設定という安易さ。

そしてアニメという尺の制限がある中で、知らない
オリジナルゲームの説明と遊んでるシーンを、
つまみ食いのように見せられても…

もちろんアニメは架空の世界だから、それはいい。
それなら、ここまで現実にあるボドゲなどを出し、
リアルさを演出してきたのは…
そういうあっちこっちの設定とか、日常モノにして
は足りないゆるさとか、観ていてワクワクしない
んですよね。

作画はいいし、それなりにお金も力もかけて制作
されている感じなだけに、余計に物足りなさが
際立つ印象を受けています。

さてさて、どういう落とし所を付けるのでしょうか。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
美姫たち4人は高1最後の春休みを迎えます。
高2からは文系、理系にクラス分けされるため、
翠とエミーは理系に、美姫と綾は文系で別々に
なってしまうことがわかりました。

しかもエミーはゆくゆくはドイツに帰るみたいで、
翠はアメリカのボドゲ会社に呼ばれたという。
綾は動物に関わる仕事がしたいと。南米に住みたい
なんてことを言います。

そして美姫は、今のままがいい。今がずっと続けば
いいと、ダークサイドに堕ちます。
まるで夢遊病患者のように、鬱を抱えながら街を
友達を探して彷徨う美姫。行く先々の大人たち
(エミーの父親、店長)は、ただならぬ美姫の
様子に心配します。

それを聞いた3人は、自殺でもしかねない美姫を
街中探し、ようやく鴨川の河原で発見。
慰め、励まし、ズッ友だよと言って部活を作る
ことにします。そう。「放課後さいころ倶楽部」
ですよ!
{/netabare}
という、まどマギもビックリの超絶鬱展開の最終話
でした。

このように、この作品の最大の欠点は、メイン
ヒロインの美姫が、およそ主人公とは思えないほど
根暗でウジウジした性格だというところです。
これ、日常系ですよね?

そして再三指摘してきましたが、ガッツリとボドゲ
を紹介する「ラーメン大好き小泉さん」的な方向に
するのか、それともボドゲ版「けいおん!」にする
のか、どっちつかずという中途半端さもネック。
ガッツリにしては、ルールもさっぱりわからない
くらいの説明しかしないし、「けいおん!」系に
するにしては、ゆるさもあっけらかんとした明るさも
ないという。

だって「けいおん!」で、例えば澪が「作曲には
コード進行があって、人気なのはカノン進行と
王道進行で…」なんて説明を中途半端にされたら、
あんな人気になりましたかね?

この作品も、漫画なら最後にゲームの細かい説明を
入れたりできるので、ガッツリ系として成立する
とは思いますが、アニメには向かないのでは?
なら、ゆる日常に振り切ればいいのに、いかんせん
美姫が根暗で陰キャときたもんだから……。

作画はとてもいいし、キャラデザも可愛いので、
思い切った原作改変とかすれば、もっとブレイク
できたんじゃないかなと思う、もったいない作品
だったと思います。

投稿 : 2019/12/21
閲覧 : 381
サンキュー:

9

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