タック二階堂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
離れ離れになったふたりの思いが、ここに重なる。
詳細は1期を観てください。
大きな傷跡を残した「ディーゼの反乱」。
皇帝の前にたどり着いたディーゼの前に立ちはだかり、
その野望を阻止したレイ・ドーン。
『救国の英雄』の胸に去来するのは十二年前に
マーリヤとヴェロニカ、そして自らの故郷スーナを
焼いた苦い記憶──。
----公式より
今年の春アニメとして6月に終了し、3ヶ月経って
再開した分割2クールの2期目です。
初回はマーリヤとヴェルの過去と、レイ・ドーンの
因縁について。
さすがのP.A.WORKS。映像美は素晴らしいです。
また、過去に何があったか一旦ここで整理する
スタートも親切ですね。
期待の大物がリスタートしました。楽しみですね。
=====第23話視聴後、追記です。
さしものP.A.WORKSも2クールできっちり落とさず
来たので余裕がなくなってきたのか、今回は珍しく
作画が微妙でした。
背景からキャラが浮いてて馴染んでなかったし、
その背景もちょっと雑な印象…
とは言え、神獣の動きは凄かったです。
いよいよクライマックス。どう決着するのか。
楽しみです。
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
破滅のために動き出した神獣。
街を次々と消滅させていきます。
そしてひとしきり消滅させたのち、王として君臨
する野望を抱くグラフ・マーサーだったが、
フリーとウルフランによって倒されます。
そしてマーリアとヴェルは、神獣を止めるために
挑みます。しかし圧倒的な神獣の力の前に為す術も
なく、ヴェルは砂に帰してしまいます。
残骸から抜け出てきた妖精の魂がマーリアの中に
入り、駆けつけたフリーとともに神獣を消し去り
ました。
それから3ヶ月。
フリーとマーリアは妖精武器をなくすための活動を
するために旅立ったのでした。ヴェルの想いを
抱きながら。
{/netabare}
というお話でした。
1クール目こそ、複雑に絡み合った思惑や陰謀など
が同時並行的に進むため、難解なストーリー展開
でしたが、2クール目に入り、アインツ教団による
神獣の復活を阻止するという目的が明確になり、
そのためのキーパーツである「妖精憑き」が、
マーリアとヴェル、そしてふたりの宿敵であった
レイ・ドーンということがわかり、狙われてます。
こうしたバラけたベクトルの話が収束していく
作品は好きです。
しっかり観ていないと置いていかれるけど。
2クール作品でしたが、内容が濃いので中弛みと
いうこともなく、一気に駆け抜けた印象です。
作画も終盤こそ、さすがに息切れしたかなという
感じもしましたが、全編かなりハイレベルで、
さすがP.A.WORKSという印象を受けました。
最終話というか締めが少し雑だったかなというのが
画竜点睛を欠いたようでしたが、かなり良作の
部類といっていいと思います。