Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やらないわけには、いかないのです。
この作品の原作は未読です。
この作品の視聴も声優さんから…
安済さん、もちょ、すみぺに黒沢さんの名前を見たら視聴せずにはいられません。
そういえば主人公の小野寺和紗を演じたのは今年からブレイクしている河野ひよりさん…
「約束のネバーランド」のフィル、「ソウナンですか?」の鈴森明日香を演じている声優さんです。
ですが、作品に対する情報皆無で視聴を始めたので、最初の頃は「女子高生の無駄づかい」と作品が頭の中でラップしちゃっていました。
まぁ、序盤で物語の方向性に大きな違いを感じてからはラップはしなくなりましたけれど…
高校の文芸部に所属する小野寺和沙たち女子5人。
「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、
部員の一人が投じたある一言…。
その瞬間から、彼女たちは"性"に振り回され始める。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
高校生と言えば多感な時期ですからね…
少し「振り交わされ過ぎかな?」とは思いましたが、今どきの女子高生はこんな感じなんでしょうか。
まぁ、単なる子孫を残すための生殖行為とは割り切れないかもしれませんね。
動植物や昆虫に至るまで、私たちの身の回りは生殖行為に溢れているんですけどね。
それが無くなったら種の絶滅を意味することになりますし、食物連鎖が機能しなくなりますから…
もし、ヒトという種族がこの世から絶滅したらどうなるんでしょう。
医療技術の発展に伴いヒトの平均寿命は確実に伸びているので、発想が思い切り逆向きですね^^;
相手の気持ちを重んじるばかり、自分の言動が「ちぐはぐ」になったことってあると思います。
例えば「好き」という気持ちを押し殺して振る舞ってみたり、いつも見ているのに、目が合うと慌てて視線を逸らしちゃったり…
これって、自分に自信が無いから…なんだと思います。
ここで難しいのが「自分の何に対して自信が無いのか」ということだと思います。
見た目なのか中身なのか…
そもそも努力して何とかなるものなのか、自分の個性として受け止めるべきものなのか…
でも…大概自分に自信が無いのって一つじゃ無いんですよね。
少し考えただけでも自分に足りないモノが山のようにあって、その重圧に押し潰されそうになるんです。
私も「持っていない」側の人間だったので、学生時代はこんなことしょっちゅうでしたよ。
でも、自分を俯瞰して短所に気付き修正し始めたのは、残念ながら社会人になってからでした。
もっと早く気付いて実践できていれば、今の自分はもっと違ったかもしれないのに…
正直これに関しては後悔ばかりです。
だから、今の学生さんには早い段階で自分を修正する方法を身に付けて貰いたいものです。
この物語りのキーパーソン…
人によって捉え方は様々かと思いますが、私は安済さん演じる「菅原氏」と黒沢さん演じる「本郷先輩」だと思っています。
菅原氏、本郷先輩とも難しい役どころでしたが、お二人とも素晴らしい演技だったと思います。
しかし安済さん…ホント難しいキャラの配役が多いですよね。
チャイカに始まり、ユーフォの麗奈、グリムガルのメリイやクズの本懐の安楽岡花火など…
クセのあるキャラをしっかり演じきれるのが、安済さんの最大の魅力だと私は思っています。
「えすいばつ」の名言を生んだこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、CHiCO with HoneyWorksさんの「乙女どもよ。」
エンディングテーマは、もちょの「ユメシンデレラ」
個人的にはハニワさんの曲がお気に入りでした。
1クール全12話の物語でした。
終盤で一気に物語が加速しましたが、この展開とノリは悪くなかったと思います。
いや、あの荒ぶり方は寧ろ好みだったかな…
ちゃんと気持ちを言葉にして伝える事の大切さを感じられたのが好印象でした。
しっかり堪能させて頂きました。